【260】横峰寺(福智院)第六十番住所 周桑郡小松町石鎚宗派 真言宗御室派山号 石鎚山開山 役行者小角本尊 大日如来備考 星が森 石鎚蔵王権現 四国八十八ヶ所最大の難所横峰寺は、役小角が星が森で修行中、石鎚山上に蔵王権現が現われその尊像を刻み安置した。後に行基菩薩が大日如来像を刻み、その胎内に役小角の小像を納め、本尊として堂宇に安置したのがはじまりです。弘法大師が厄除けの星供の法を納め、山岳信仰の . . . 本文を読む
【259】国分寺(最勝院)第五十九番住所 今治市国分宗派 真言律宗山号 金光山開山 行基菩薩本尊 薬師如来 行基菩薩が伊予の国分寺として創建したのがはじまりです。境内の近くに七重塔の礎石が残っていて広大な伽藍であったことが伺えます。智法大師が住職の折り、弘法大師が五大明王の画像を一幅残されています。親如法親皇も訪れ法華経の写経が残されています。全国の国分寺でも類を見ない程の勢力を持っていたようです . . . 本文を読む
【258】仙遊寺(千光院)第五十八番住所 越智郡玉川町別所宗派 真言宗高野派山号 作礼山開山 越智守興本尊 千手観世音菩薩 今治地方の大守越智守興が堂宇を建立し千手観音を本尊として安置したのがはしまりです。本尊が一刀三礼して刻んだことから作礼山と号し、この山に住む阿坊仙人が突然雲のように消える術を使ったという伝説がら仙遊寺と名付けられました。昭和22年の山火事により全焼した折、本尊と大師像は信者達 . . . 本文を読む
【257】栄福寺(無量院)第五十七番住所 越智郡玉川町八幡宗派 真言宗高野派山号 府頭山開山 弘法大師本尊 阿弥陀如来 弘法大師が海上安全の祈願を府頭山に阿弥陀如来を祀り安置し堂宇を建立したのがはじまりです。大安寺の行教上人が九州の宇佐八幡宮へお詣りしたとき、神託を受けてその分社を山城の男山に創建することになった。その宇佐へ渡る途中、暴風雨にあい、この地に漂着したところ、男山によく似た府頭山を見て . . . 本文を読む
【256】泰山寺(勅王院)五十六番住所 今治市小泉宗派 真言宗醍醐派山号 金輪山開山 弘法大師本尊 地蔵菩薩 梅雨の時期に訪れた弘法大師が、蒼社川が氾濫して農民が苦しんでいるのを知り、治水工事に長けた大師が堤防を築かせ川原で加持の秘法を修められた折りに地蔵菩薩が現われ、大師は早速地蔵菩薩像を刻み堂宇を建てたのがはじまりです。延命地蔵経の中の女人泰産から名をとって泰山寺としたそうです。 七堂伽藍、十 . . . 本文を読む
【255】南光坊(金剛院)第五十五番住所 今治市別宮町宗派 真言宗醍醐派山号 別宮山開山 行基菩薩本尊 大通智勝如来 文武天皇の勅願により伊予の大守越智玉澄が建立した大三島に鎮座する大山祇神社には別当寺のひとつで、別宮を今治に移した折り南光坊も移った。長曽我部軍兵火によって堂塔すべてを焼失し藤堂高虎公の祈祷所として薬師堂を再建し、明治になり大通智勝如来を社殿から薬師堂に移して寺として独立した。空襲 . . . 本文を読む
【254】延命寺(宝鐘院)第五十四番住所 今治市阿方宗派 真言宗豊山派山号 近見山開山 行基菩薩本尊 不動明王 行基菩薩が不動明王を刻み本尊として近見山の頂上に七堂伽藍を建立したのがはじまりです。後に嵯峨天屋の勅願により弘法大師が再興して、近見山宝鐘院円明寺と号した。兵火によって焼失し移転を繰り返し53番と同じ円明寺では具合が悪かろうと明治時代に延命寺と改名した。 松山市円明寺の札所を打ち終えて、 . . . 本文を読む
【251】石手寺(虚空蔵院)第五十一番住所 松山市石手二丁目宗派 真言宗豊山派山号 熊野山開山 行基菩薩本尊 薬師如来国宝 仁王門重文 本堂、三重塔、護摩堂 訶利帝母堂、鐘楼、梵鐘 五輪塔、宝篋印塔 伊予の大守越智玉澄により建立され、行基菩薩が薬師如来を刻み本尊としたのがはじまりです。法相宗安養寺と号していたが、弘法大師が堂塔を整えて真言宗に改宗した。 道後温泉から歩いてすぐの所にあり、国宝の仁王 . . . 本文を読む
【250】繁多寺(瑠璃光院)第五十番住所 松山市畑寺町宗派 真言宗豊山派山号 東山開山 行基菩薩本尊 薬師如来 行基菩薩の開基、3尺の薬師如来像を刻み本尊とし、後に弘法大師が堂塔を整えて東山繁多寺と号したのがはじまりです。後宇多天皇の蒙古来襲退散の祈願の勅命を奉じて下向した聞月上人が祈祷したと伝えられています。河野道広の子で時宗の開祖一遍上人が長らくこの寺に滞在した記録が残っています。 大きな池の . . . 本文を読む
【249】浄土寺(三蔵院)第四十九番住所 松山市鷹の子町宗派 真言宗豊山派山号 西林山開山 恵明上人本尊 釈迦如来重文 木造空也上人立像 木造不動明王像備考 牛之峰地蔵堂 恵明上人の開基で行基菩薩の作と伝えられている釈迦如来を本尊としたのがはじまりです。てはます。後に、兵火で焼失し衰え荒廃したが領主河野通宜公によって再建された。醍醐天皇の皇子といわれる空也上人が訪れ3年間滞在した際、自像を残してい . . . 本文を読む
【248】西林寺(安養院)第四十八番住所 松山市高井宗派 真言宗豊山派山号 清滝山開山 行基菩薩本尊 十一面観世音菩薩 行基菩薩が越智宿称玉純とともに堂宇を建立し、十一面観世音菩薩像を刻み本尊としたのがはじまりです。寺の前を流れる川の土手より低いところにあり、石橋を渡り石段を下りたところに仁王門があります。そこで、無間地獄、奈落の底をイメージしてか伊予の関所寺になっています。焔魔堂がにらみをきかせ . . . 本文を読む
【247】八坂寺(妙見院)第四十七番住所 松山市浄瑠璃町宗派 真言宗醍醐派山号 熊野山開山 役行者小角本尊 阿弥陀如来 役行者小角の開基で小千伊予守正興が文武天皇の勅願によって創建したのがはじまりです。建立にあたり8ヶ所の道を開いたことから八坂寺と号されるようになった。本尊阿弥陀如来は、比叡山の僧恵信僧都の作と伝えられています。修験道の根本道場とし紀州熊野権現および十二社権現を祀り熊野山と号し栄え . . . 本文を読む
【246】浄瑠璃寺(養珠院)第四十六番住所 松山市浄瑠璃町宗派 真言宗豊山派山号 医王山開山 行基菩薩本尊 薬師如来 行基菩薩が奈良の東大寺大仏勧進に先だって、この地を訪れた際、仏法布教の適地であると感じ伽藍を建立して本尊薬師如来三尊と十二神将を刻んで安置したのがはじまりです。江戸時代の山火事の延焼で衰退し、1784年堯音老師により再建された。 海抜710mの三坂峠のループしている所から細い山道を . . . 本文を読む
【245】岩屋寺 第四十五番住所 上浮穴郡美川村七鳥宗派 真言宗豊山派山号 海岸山開山 弘法大師本尊 不動明王備考 おせり割・白山行場 神通力を持った女性の法華仙人が修行の地としていた山に、弘法大師が登ると仙人は大師に帰依して岩屋へ移り住み大往生をとげた。大師が木造と石像の2体の不動明王を刻み、木像を本堂、石像を仙人の行場であった洞穴に安置して山全体を不動明王として「山高き谷の朝霧海に似て、松次く . . . 本文を読む
【244】大宝寺(大覚院)第四十四番
住所 上浮穴郡久万町菅生
宗派 真言宗豊山派
山号 菅生山
開山 明神右京
本尊 十一面観世音菩薩
百済からひとりの僧が渡来し草庵を建て十一面観世音像を安置したのがはじまりです。開基した大宝元年の年号から大宝寺と号するようになった。後白河法皇の病気平癒を祈願し全快したことから帝の妹宮を住職とし下向しこの寺で亡くなり埋葬されました。堂宇と五輪塔を建てて姫宮 . . . 本文を読む