世界の艦船の特集は「世界の潜水艦」です、
潜水艦関連の特別号は2019年5月号増刊では「現在の潜水艦」、
他社からは2019年には「潜水艦完全ファイル」「図解でわかる!潜水艦のすべて 」等と
沢山の出版物が出ており、今回は「世界の潜水艦」と視点を変えての特集でした。
内容としてはやはり「UUVは海戦を変えるか?」で筆者の小林さんは
「現在の潜水艦」の著者でもあり、気になる動向です。
「ナイフフィッシュ」
「オルカ」
「エコー・ヴオイジャー」
「ブルーフィン21」
それと各国によってさまざまな潜水艦があるのですが、
アメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスは
戦略原潜、攻撃原潜/巡航ミサイル原潜がメインですが、運用方法により特徴があります。
アメリカは攻撃原潜が多様な任務についていて、ハンターキラー、艦隊護衛、情報収集等があり、
最近の動向としては中国海軍の動向を重視していて、グアムにある潜水艦、潜水艦母艦の動きが活発です。
アメリカ潜水艦については下記のURLを参照
https://www.public.navy.mil/subfor/underseawarfaremagazine/Pages/default.aspx
ロシアはアメリカの空母打撃部隊に対しての搭載兵器の開発を続けており、専用の潜水艦も健在です。
合わせて通常動力潜水艦も建造しており、
これはチョークポイントでの作戦に従事しているのではないかと推測しています。
中国はアメリカ海軍と同様の艦艇を建造していて、急激に増強していますが、
潜水艦についてのノウハウが進んでいなく、
ロシアのキロ級を購入して模造したりして数だけは増強していますが、
運用方法についてのノウハウはまだ初期段階であると推測します。
イギリスはアメリカの補助的に立場で運用しており、
スコットランドファスレーン海軍基地にはアメリカ潜水艦もいます。
フランスは独自の立ち位置で運用していますが、NATO同盟なのでその辺の兼ね合いはあるとは思います。
インドは中国ほどではないのですが、攻撃原潜をロシアからリースし、
自国で建造しようと模索しており、対パキスタン、対中国への意識が強いのかもしれません。
日本は「リチウム潜水艦にシフトした海上自衛隊」の記事を読むと
現在のチョークポイントでの作戦に変化が必要となっているのかもしれません、
これは対中国への対応が迫っていることの表れだと思います。
「おうりゅう」
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