毎年1月号の特集は海上自衛隊です。
基本的な内容は替わりませんが、お題と主筆者は変えています。
勝股氏は「戦略3文書と令和6年度概算要求から読み解く」
令和6年度概算要求の新造艦艇は各氏が解説されています。
未だに迷走しているイージス・システム搭載艦、
新型FFMは現在製造されているFFMの拡大型、
「たいげい」型潜水艦はこれからのVLS搭載に向けての動向とUUV開発ですが、
課題は沢山あります。
新型補給艦についても概要が書かれています、それと補給艦不足についても記載がありますが、
現在の稼働状況についての記載がないので、どの程度不足しているかは分かりません。
「あわじ」型掃海艦の特徴が解説されています、
MSOとFFMとの運用方法についての明確な回答はなく、
FFMに搭載するEMD開発も進行中であり、前途は多難です。
今回の特集の目玉は「新型兵器」と「分散型海上作戦」です。
共に各種スタンド・オフ・ミサイル開発とUUV開発がキーとなって来るとのことです。
海上自衛隊令和6年度概算要求においてこれらの装備品への要求額は増すばかりであります。
それと一つ気になることがあります、
それはソマリア沖海賊対処部隊の9月活動実績において、
護衛回数0回、護衛隻数0回、ゾーンディフェンス実施日数15日です。
今、イエメンの反政府勢力フーシ派の船舶への攻撃において有志連合に
日本は参加しないと表明していますが、
日本政府は海賊対策のみでは船舶の航行が安全ではない状況において
度の様に対応するか不明です。
このことは「令和 3 年度国際平和協力センター研究ペーパー No.3」に書かれています。
それとドローン攻撃については、早急に対策を立てないとドローンは海賊でも利用可能です。
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