MUSIC&SHIPS

音楽と船の日記

無人の兵団──AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争 其の1

2020年10月17日 | 読書

ポール・シャーレの「無人の兵団」を読みました、

当初「AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争」の副題を意識して読んでいましたが、

兵器としての過去から未来についての多面にわたって記述されており

途中で何を焦点に書かれているのかよくわからないと感じていました。

原書名"Army of None: Autonomous Weapons and the Future of War"

直訳:「無人軍隊:自律兵器と戦争の未来」と意識して読まないと混乱します。

筆者は武装ドローンをはじめとする無人兵器を通じて「人の生死にかかわる意思決定を自動化してよいか」

を考えることを主眼に書かれていますが、

現在の兵器は多種多様であり、ひとくくりで表すことはできないと思います。

現在兵器はシステムとしての一部であり、一つの兵器だけを理論することは不可のではないかと思います。

現在兵器の半自律、監督付き自律、完全自律に分かれている、問題は完全自律兵器であると懸念しておられます。

例として

  1. イスラエルの完全自律型無人機「ハーピー」

   

  1. 米国の無人艇「シーハンター」

  

  1. 韓国のロボット哨兵「SGR‐A1」

   

上げていますが、これらの開発についてウェブ上で確認しましたが、筆者の言われることとは書かれていません。

特に「シーハンター」は兵器を搭載していなく、自動航行が可能か検証しており、この分野は日本でも研究しています。

ただし「シーハンターⅡ」にはソナーと攻撃兵器を搭載する予定で建設中です。

それと映画ターミネーターについて引用されていますが、これから先に何年後できるかも不明です。

この分野ではまだまだと思います、

自分はターミネーターのようなロボットができたら直ぐに福島原発のデリブ撤去をしてもらいたいと思います。

それと課題としてこれらの兵器はネットワークで繋がっているのですが、

ネットワークが遮断された時に度の様に自律機能を働かせるかは様々な選択があるのですが、

自分はこの場合は自力帰還がベストではないかと思います。

もう一つ上記のような兵器がテロ組織に渡ることが一番懸念します。


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