【流夢】
時も人も元の場所に戻すことはできないことをよく知るには
星を何周すればと渡る鳥に尋ねるのだが、
夢を見ていることだけ知らされた。
何度も目覚めたはずなのに
気がつくと抱きしめているものを
夢と呼ぶのだと。
道行き集めた星が
夢の中の夢のように流れる空で、
夢を呼んでいいのだと。
時も人も元の場所に戻すことはできないことをよく知るには
星を何周すればと渡る鳥に尋ねるのだが、
夢を見ていることだけ知らされた。
何度も目覚めたはずなのに
気がつくと抱きしめているものを
夢と呼ぶのだと。
道行き集めた星が
夢の中の夢のように流れる空で、
夢を呼んでいいのだと。