【彼方】
船は星の海を往く。
甲板に立ち手紙を風に乗せると
紙片はしばらく海面を舞い、波にのまれた。
見つめる星がひとつふたつ海に流れた。
楽士の旅人が降る星に合わせ、弦を弾く。
流星の彼方をのぞむのはそれぞれの歌があるからだと
星夜の旅人は奏でる。
歌言葉をたずさえ彼方に向かおう。
星の瞬きが永遠になるよう。
船は星の海を往く。
甲板に立ち手紙を風に乗せると
紙片はしばらく海面を舞い、波にのまれた。
見つめる星がひとつふたつ海に流れた。
楽士の旅人が降る星に合わせ、弦を弾く。
流星の彼方をのぞむのはそれぞれの歌があるからだと
星夜の旅人は奏でる。
歌言葉をたずさえ彼方に向かおう。
星の瞬きが永遠になるよう。