【夢玉】
彼方の星にある森の中
夢をつるすと玉に変わる木があった。
つるされた玉は森の風に吹かれて回り
光に照らされて瞬き
時を経て風化し
割れて欠片となり落下する。
夢の記憶を糧にする者だけが欠片の行方を知るのだと、
森を往く旅人から伝え聞いた。
旅人の持つ夢玉の欠片は今も鋭く光るのだと言う。
彼方の星にある森の中
夢をつるすと玉に変わる木があった。
つるされた玉は森の風に吹かれて回り
光に照らされて瞬き
時を経て風化し
割れて欠片となり落下する。
夢の記憶を糧にする者だけが欠片の行方を知るのだと、
森を往く旅人から伝え聞いた。
旅人の持つ夢玉の欠片は今も鋭く光るのだと言う。