【琥珀】
惑星の夜と朝とは
幾度も幾度も永遠に近く
交互に重なっては浮び沈みを繰り返す。
金星稲穂の揺れる夜更け。
琥珀の酒を飲み始めた。
すでに溺れていることを
自分に教えるために。
窓を開け
宙に浮かぶ船の汽笛を聞く。
トランクの鍵を開けよう。
グラスが空になるまでに
荷造りを終えるのだ。
惑星の夜と朝とは
幾度も幾度も永遠に近く
交互に重なっては浮び沈みを繰り返す。
金星稲穂の揺れる夜更け。
琥珀の酒を飲み始めた。
すでに溺れていることを
自分に教えるために。
窓を開け
宙に浮かぶ船の汽笛を聞く。
トランクの鍵を開けよう。
グラスが空になるまでに
荷造りを終えるのだ。