母がうちに泊まった17日のこと。
猫と遊んだりしていると、先日初めて通販で買った服が届いた。母はそれについていたカタログを見始めた。表紙の服が気に入って「色が渋くていい」とか、何度もほめる。中を見てまた表紙に気づくとまたいいと言っている。「買う?」と聞くと、「でも襟のとこがちょっと当たるかな?」と。「やっぱり服は着てみてから買う方がいいね」と言い、その後また目にすると「いいね」と言ってる。
同じことを何度も繰り返した。
やっぱり欲しそうだ。
夫に話すと、ダメだったら私が着ればいいんだから気にいるなんてなかなかないから買えばいいと言う。
結局買うことにした。そして届いたものを持って行った、11月24日日曜日。
居場所に行く前に寄ったので、ちょうどお昼時だった。先に部屋に行ってるねと声をかけて1人でお部屋に。
気に入ってくれるといいなと思い、袋をワゴン(テーブルとして使ったりしています)に置くと、いつもは棚の方に置いてある日記兼家計簿があった。
あれ?今まで全然書かなかったけど、家計簿つけ始めたのかな?いい調子♪と一瞬喜ぶ。
そして
中を見て切なくなった。
東京 ホテルにて、
11月23日(土)PM9時
ずっと書いてなかったところにその文字が。きのうの日付。
鼻がズルズルして泣きそうになる。
母はホテルみたいに思っているのかも知れない。だからいつ帰るの?と聞くのだ。最近は聞かなくなったけど、それは私に気を遣っているのかも知れない。
他にも書いてないか見たら10月4日に書いていた。
前に書いていた手紙が見つかった。
出せなかったみたい?
いろいろあったけど、やっと落ち着いたみたい?
そこには妹あての手紙がはさんであった。
泣いちゃダメと思ったけど目が真っ赤になってしまった。
母が戻るまでに普通にしなきゃとマスクで隠した…
母がなかなか帰ってこないので見に行くと一階のカフェコーナーで座ってお茶してた。みんなといるところ悪かったけど私も次があるのでお部屋にコーヒーを運んだ。
母にプレゼント持ってきたよ!と言って袋を渡す。
いい色やね、というので「これよ、前に気に入ってたから買ったの」とカタログを見せた。
襟がきついかな?と心配していたが、着てみたら大丈夫だった。
ちょっとお洒落着なので部屋では着にくいかな?秋も短かったし着る機会あるかな?
まあでも喜んでくれてよかった。
※紅葉