その２よりつづき
5年くらい通っていた美容室に行かなくなった理由はいくつかあります。
１つ目、以前は、会社帰りに行けていた。
でも今はわざわざ電車に乗っていかないといけない。
２つ目、これはだいぶ前から感じていたことですが、
興味のないことを一方的に話されて、かなり疲れていた。
たとえば、自分の趣味のＰＣの話、専門的過ぎてちっともわからないから、
よくわからないと言っても続ける。
ギターの話や オタクな本の話とかを結構ノリノリでされて
聞くのがつらくなっていたと言うこともあった。
そんなことを感じていたら、
最後のカットをしてもらったとき、
あれだけ毎回ハサミで丁寧にやってくれていたのに
ほとんどがすきバサミだった。
髪に癖がついていたときも一度濡らして乾かしてから
ドライカットしてくれていたのに、
その日はくせ毛直しのローションをスプレーしてカットしていった。
など、混んでいたからか、なんだか手抜き感を感じてしまった。
これが一番の理由だと思います。
今行きだした美容室の彼女は、余計な話はしないけど
ずっと沈黙でもなく、時折話してくれて
楽しい会話になったらずっと話している。
そんないい間合いの取り方です。
カットが進むと、いかがですかと好みの髪形になっているか
確認してくれて。
かと言って、これでいいですか・・・と自信なく聞くのではなく
いい感じになりましたよ、さあ触ってみて！
そんな感じ（わかりにくいですね）
とにかく、彼女と話していると元気がもらえる、前向きな気持ちになれる
もちろん、髪型だってすてきにしてくれる、
だからこれからも行くって決めました。
ワックスのやり方も聞いて、お会計をして送り出してくれたと思ったら、
後を追うように外まで出てきたのです。
？？
「また、来ますね」私。
「あの・・・わたし9月20日でお店辞めることになったんです」彼女。
「えーっ、今度のお店は・・・」
「あ、海外行って勉強してこようと思って」
「そう、すごいね、じゃあ帰ってきたらまた」
「何年か行ってると思うんで、3年くらいかな、9月20日までなんで、もしよかったら・・・」
「9月また来ますね」
暑い外での会話は、こんなポツポツしたやり取りのみでした。
せっかく見つけた人なのに残念、
でも、海外で勉強するのか、やっぱりいいって思った人は違うな、
なんて思いながら帰り道を急いだ。
彼女のことが気になってしまって、
帰ってから彼女のお店のブログ読みました。
そしてオープン当初の記事を見つけました（2010年10月10日）
○○ブログスタート
私こんな人です、の中にこんな言葉が。
夢があります。
海外で美容師としてボランティア活動したいです。
けど英語は中学基礎マスターコースからのスタートです。
好きになった人は、そんな人だったんですね。
詳しいこと聞かなかったから、9月にもう一度行って
お話しよう。
そして帰ってきたときはまたやってもらうんだ。
