きのうは認知症グループホームの講座に行って来ました。認知症サポーターのスキルアップ講座。
色々見学した時にグループホームも見たのだけど、かなり介護度の高い方が多い施設だったのでここは母にはまだ早いなと思っていた。
今回はそことは別のところの方が来てお話いただいた。
毎日の様子を伺いとても感動し、涙が出そうだった。こういう講座で感動することはそんなにない。
グループホームに見学に行った時に見て欲しい点や、講師のホームのことなどを教えていただいた。
グループホームは生活の場なので常時の医療処置がない。なので看護師も常駐していない。
玄関、リビングの鍵はどうなっているか。カギがかかって出られないところがほとんど。
以前行った老人ホームはエレベーターで降りることも自由にできなくてそれが気になった。
今のところはエレベーターの乗り降りは自由。玄関のカギはちゃんとしている。
講師のホームは鍵はしていなくて、外に出たければいつでも出られる。人感センサーでわかるようになっているので、誰かが出たらそっとついていって、わからなくなって途方に暮れた時にどうしたの?と声をかける。そうするとこの人は頼りになる人だと信頼関係ができる。
入居者が退屈していて、職員が忙しい。そういうホームがほとんど。
母の状況と同じだ。お客さんとそこで働く人みたいに見える。
ここが我が家という感じが少ない。
入居者がどれだけ主体的に関わっているか。
入居者が食事を作ると手間がかかる、職員がやった方が早いがそれを待つ。
全てやってもらうと何もできなくなる。
役割があるとしゃんとする。ホームにいる意味、理由ができる。
何度も同じ話をするのは…
少ない情報をつなぎ合わせてする行動。
「その方がいる世界を想像して対応する」
講座で書き留めたことなのでなんだか切れ切れです…
母が動けなくなって、5月に新しくできたピカピカのところに入居できて本当にうれしかった。
車イスから歩けるようになり、元気になるにつれ、退屈だと言う母。
ここでずっといていいのだろうか?そんな風に思ってしまう。そんな思いからこの講座をうけてみた。
ただ、グループホームに空きはなく、すぐにどうこうというわけではない。
講座を受けた後、母のところに行くとカフェコーナーでコーヒーを飲んでくつろいでいた。
そのうちオオタキさんがやって来て母と話し始めた。杖がなくなって探していたと。
仲良くたわいのない話をしている姿を見たら、さっきまで考えていたことが、まあここでいいかな?と思えてくる。
そこに私登場。
あら?お嬢さん?
そう、みんないつも初めての出会いだ。
またまたオオタキさんのおもしろ話があったので書いておきます。
つづく
※三瀧寺紅葉