最近、少しづつCDを買う量が戻りつつあり、未知の作品を掘り起こす(色んな情報の手助けを借りながら)コトも徐々に増えてきました。嬉しい限り(笑)
さて、今回はカヴァーアルバム。
UNCHAIN
『Love&Groove Delivery Vol.2』
2014/2/26リリース
Cloud Cuckoo Land
YZSM-20012
ちょうど1年ぶりに『Love&Groove Delivery』の第2弾が出ました。
前作は、昨年のベストカヴァー盤というだけでなく、自分が持ってるカヴァーアルバムの中でもベストと言っていいくらいの名盤でしたが、今回は・・・・・・
とりあえず、楽曲のラインナップはこうなってます。
01.能動的三分間 (東京事変)
02.LA・LA・LA LOVE SONG (久保田利伸)
03.ロビンソン (SPITZ)
04.SHAKE HIP! 【with ダイノジ】 (米米CLUB)
05.Virtual Insanity (Jamiroquai)
06.One more time, One more chance (山崎まさよし)
07.RIDE ON TIME (山下達郎)
08.DON'T STOP BELIEVIN' (Journey)
09.決戦は金曜日 (DREAMS COME TRUE)
10.全力少年 (スキマスイッチ)
11.歌うたいのバラッド (斉藤和義)
12.ESCAPE (MOON CHILD)
前作に比べて、メジャーな楽曲が多い。そして、自分が好きじゃない曲も多い(苦笑)
この状況でも、彼らがなんとかしてくれるという期待はあった。それは、少女時代の「Mr.Taxi」を素晴らしい楽曲に仕立ててくれた彼らのセンスを信じていたから。
だが、ダメな曲はどうやってもダメなんだという事実を突き付けられた(笑)
なんだろう・・・・・・曲の持つ負のパワーの強さとでも言えばいいのか。
もう一つの見方としては、UNCHAINというバンドの楽曲が本当にハイレベルだというコトとも無縁ではない様に思える。彼らの作る曲が、古今東西のメジャー楽曲と比較しても相当にハイクオリティなんだというコトの証左になりはしないだろうか?
ちなみに、今回のアルバムの白眉は「能動的三分間」「Virtual Insanity」「ESCAPE」。これらに関しては彼らの魅力が全開。素晴らしい出来です。オリジナルに比肩するクオリティと、見事な咀嚼力に裏打ちされたアレンジに脱帽の3曲。
M3,8,9辺りは悪くないけど、もう少し冒険して欲しかった気もします。M7に関しては、個人的に小林建樹Ver.に軍配かな。M2,6,10,11は・・・・・・・・・察してください(苦笑)
とりあえず、彼らの演奏にはエッジィな楽曲(曲調的なコトではなくて)の方がが合うということです。メジャーな楽曲でも通好みの楽曲でも。少女時代の「Mr.Taxi」の様に例外的なケミストリーを起こすコトもありますが、基本的にはトンガってるタイプの方が良い結果になると思います。
コレを聴いて、益々オリジナル楽曲をもっと聴きたいと思いました。
このアルバムが呼び水になって、UNCHAINの楽曲がもっと世に広く浸透するコトがあれば意義ある作品になると思います。