シジュウカラと木星 位相差ＡＦとコントラストＡＦ

シジュウカラと木星というのは奇妙な組合せですが文言どおりです。
オリオン座の撮影では画素数不足と倍率不足がありました。
そこで４０００万画素機としてＤ８５０とＺ７を用意しＤ８５０にＰＦ５００ｍｍ、Ｚ７にＰＦ８００ｍｍを装着してみました。（ＰＦ８００ｍｍはＤ８５０には装着できません。）
すると両者に顕著な合焦性能の差がみられました。
本日みられる惑星は国立天文台によると木星、天王星、海王星とのこと。
そこで無限大調整のためにＺ７で木星に合焦させたところ、若干迷うところがありましたが問題なく合焦しました。コントラストＡＦの面目躍如というところだと思います。
ところが優秀な位相差ＡＦで知られるＤ８５０は点光源となる木星をうまくとらえられません。
Ｄ８５０の名誉のために茂みに隠れるシジュウカラの画像です。Ｄ８５０は２０ｍ遠方の茂みに隠れるシジュウカラをピンポイントで測距離し合焦します。
像面位相差があるものの実質的にコントラストＡＦ頼みのＺ７で合焦させるのは難しいシーンです。
（令和５年１１月９日７時４８分、Ｄ８５０＋ＰＦ５００ｍｍ、ｉｓｏ２０００、ｆ／８、１／２５０秒、約１６００ｍｍ相当のトリミング）

Ｚ７の名誉のために無限大調整で手持ち撮影した木星の画像です。木星のイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの４個のガリレオ衛星がしっかりと写り込んでいます。
（令和５年１１月１１日２３時５分、Ｚ７＋ＰＦ８００ｍｍ、ｉｓｏ２５６００、ｆ／６．３、１／８０秒、約６０００ｍｍ相当のトリミング）

なお曇天のため以後の撮影は中止しました。

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