前回、読書の方法について、私なりのお奨めをしましたが、その後の経過を少し。
とりあえず、旧約聖書も読了。内容について、再度確かめたい部分があって、どこだったかしらとめくりましたが、どこに書いてあったのか全く見つからなくなってしまいました。どうも気になったので、今度は気になった部分はページに印をつけて、再び読み始めました。まだ2度目は初めの方で滞っています。
それから、日本人ならやはり初めに戻って古事記、日本書記、風土記だと思い、まず古事記から読みました。どれもやはり文庫本で出ています。これも、誰かが現代語に訳したものではなく、原本に読みやすく仮名がふってあり、脚注が大量についているものを、内容がわかるわからないはあまり気にせず、読んでいくという方法です。読み終わってみて、子供の頃に国造りの英雄というタイトルで読んだ訳本はかなり脚色してあるなという感じ。実際には、一字一句、いったい何を意味するのか、どこを意味するのか、学者の間でまったく意見が分かれている部分なども多く、要するになんだほとんど何も明らかになっていないのだ、ということがわかった次第。現在は日本書紀の上巻を読んでいます。
細かくだまされないぞ、という思いで気を付けて読んでいくと、どうしても聖書考古学とか、日本国内の考古学の最先端が知りたくなります。これについては先日お勧めの一冊に出会えました。中公新書で、物語 エルサレムの歴史 です。物語というので、国造りの…みたいな話かと、期待せずに読み始めましたが、私の知りたいことにたくさん答えてくれて、大変参考になりました。
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