仙台のMTBショップDimensionの日記

二口林道の下りではフェード現象に悩まされました。


二口林道が舗装化されたため、速度が上昇しました。
舗装路面は非常にグリップが良いためにより強いブレーキが可能になります。
オフロードではブレーキを強くかけるとタイヤがロックしてしまうため、フェードするほどのブレーキングが不可能だとも言えます。
舗装路で滑らかなので、恐ろしいほど速度を乗せることができ、タイヤのグリップの強力なのでブレーキをギリギリまで我慢、一気に強力にブレーキ。
そうするとブレーキのローターとパッドの摩擦による温度上昇が限界を超え、パッドの内部からガスが発生してローターとの間に挟まってブレーキが効かなくなります。
そのためにいくら強力な4ピストンブレーキキャリパーとは言え、制動力が全くなくなってしまいます。
E-BIKEは20kg以上重量があるのでそれも大きな負担になったでしょう。
ここ10年ブレーキは非常に進歩しましたし、バイクそのものの進歩もあってブレーキ温度がそんなに上昇することはなかったんですが、この組み合わせはダメでした。
フィン付きのブレーキパッドにローターに交換しないといけませんね。
皆さんもブレーキをかけた時に大きな音がなって突然ブレーキが効かなくなった場合はフェードを疑ってください。
直ちに走行を中止し、ブレーキを十分に冷やしてから走行してください。
しかし自転車用のブレーキパッドは一度ひどくフェードさせると同じ性能に戻りませんので、交換が必要です。
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