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EXPLOSIF Tiも売れたので、本格的にこのバイクへの乗り換えを進めています。
お客様に販売できるのはゴールデンウィーク前半までですね。
後半から乗ります。
定価で42万円もするバイクですので、当然のようにお安く済ませている部分はあまりありません。
特にホイールに金がかかっているのがいいですね。非常に軽いし、スペックはかなり高いところのものを使っています。
フロントはトルクキャップ対応なので、ROCKSHOXの性能を全部出すことができます。29+のようにホイールからフォークに大きなストレスがかかるものだとここは絶対条件になってきます。
リアもSALSAオリジナルのブーストハブでかなり強化されたバージョンを使用しています。私には過剰なんですけどね。
リムはスポークホールを大きく開け、ギリギリまで軽量化されたWHISKYのチューブレスワイドリムです。
このリム異常なレベルで軽いっぽいですね。持った感じですが。
タイヤもWTBの軽量タイヤRANGERですからホイールはもう29+というレベルじゃなくて無茶苦茶に軽いんですよ。
フロントフォークは安全マージンを大きくとったROCKSHOX YARIなのでちょっと重いですけど。
乗るまでもなくわかるんですが、このバイクリアタイヤの上に座る感じです。
ここまでやっちゃうと大抵バランスが悪くなるものですが、このバイクはこれでバランス取れてます。
フロントタイヤがかなり遠くに見えるにも関わらず、指の先で路面に接地しているようにコントロールできます。
この繊細な操縦性だけで買ってもいいくらい素晴らしい操縦性です。
だいたい私このバイクに雪の上のレースで負けてますからね、どれほどすごいバイクなのかよくわかっています。
ファットバイクじゃないバイクに負けるとは夢にも思いませんでしたので、非常に衝撃的でした。
そして操縦性だけじゃなく、普通に舗装路を乗っても速いんです。
漕ぎ出しも普通の29インチとなんら変わらず軽快に加速します。そこからはまさにランドクルーザー、陸の巡洋艦です。あまりにも快適、流しているだけなのにやたら速い、そして路面の変化を問題にしません。
常に有り余るグリップ力と包容力で恐ろしい勢いで突き進んでいきます。
このバイクが一つの到達点であるということは間違いありません。
全地形を物ともせずに走っていけるという点で完成されたバイクです。
ボトルは3つ付けられますし、トップチューブバッグ、フレームバッグなどによる積載力、リアエンドはオルタネーター2による可変機構、考えられる要素を全て注ぎ込んだバイクです。