というものがあります。
はっきり言って、ちゃんとサグをとって乗っている人が少ないのも知っています。
どうしてかというと、皆、何だかんだ言って舗装路で試してしまうからなんですよね。
舗装路でサグを20%とったオフロード用のサスペンションのバイクの乗ったら、それはぶかぶかして全然駄目ですよ。当たり前です。
サグをとったら舗装路でどんなに駄目でも我慢して、山に持って行って乗って確かめてください。
全然印象が違うはずです。
舗装路は平滑で非常にグリップするので、サスペンションに速い入力が無いくせに、コーナーなどで、ずっと強いGが発生して、サスペンションが深く沈みっぱなしになってものすごく不安定になってしまいます。
しかしオフロードでは、路面がグリップしないのでコーナーでGが強く発生しないし、常に細かくて速い入力があるので、サスペンションがいつでも臨戦態勢になっている必要があります。
サグをとることで得られる伸び側のストロークは非常に重要で、デコボコしているところでブレーキをかけたときなどにバイクが浮き上がってしまってもサスペンションを伸ばして路面をつかみ続けてくれるため、グリップが安定して安全です。
メーカーのカタログの数値も、ライダーが乗車した状態(すなわち正しいサグをとった場合)の数値なんですよ。だから、そのバイクの設計の性能を正しく得たければ、正しくサグをとっていただく必要があります。
ROCKSHOXなんて、サグをインナーチューブに刻印してますから簡単に合わせる事が出来ますので、絶対に合わせて乗ってください。
そしてフォーム矯正だと思って、スプリングの硬さはそれで固定して、ダンパー設定で快適さを追及していくのが正しいセッティングの詰め方です。
サスペンションの踏ん張り具合も調整できるので、サグをとったらボトムしまくって駄目だと言う場合もスプリングを硬くしないで、コンプレッションを強めて瞬間的に沈むのを抑えたり、後半の踏ん張りを強く調整したり、リバウンドを速くして、沈みっぱなしの時間を短くしたりして、底付きを抑える事が出来ます。
くれぐれもサグは一度合わせたらキープでお願いします。
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