仙台のMTBショップDimensionの日記

放置すると高くつきます。

日本人は元々何でもしっかり手を入れて状態を維持する民族だったのだと歴史を勉強すると感じるのですが、今は何でもメンテナンスフリー・使い捨てと言う時代ですよね。
何がどうなってこうなったんですかね。

確かにママチャリは可能な限りメンテナンスをしなくても問題が表面化しない(問題が起きないではないのです)様に設計されておりますが、スポーツサイクルは定期的にメンテナンスしなければならないように作られています。

これって日本と海外の自動車についての考え方も一緒で、日本では自動車も基本的にメンテナンスフリー(ディーラーで車検を受けると分かりますが高いですよね。それは実際にかなりの部品、油脂類を交換していますし、メンテナンスも沢山行っているからもあります。)に見えるように作っているからですね。
海外の車ははっきりと消耗するよって言ってきますし、日本車では考えられないような部品も定期的に交換する対象になっています。スポーツサイクル文化は海外のものですから、スポーツサイクルの取り扱いもそうなります。

さて、サスペンションユニットが定期的にオーバーホールが必要であるのは皆さんご理解いただいていると思いますが(放置すると致命的にお金がかかる事になります)、ブレーキはもっと重要部品ですので、もっとメンテナンスに気を遣っていただきたいのです。
レースに出るような人ならば絶対に1年に1度はフルード交換をなさってください。
なかなか分かりにくいのですが、フルードの劣化は確実に進みますので、大事な局面でブレーキが効きっぱなしになったり、引き代が大幅に変化して全然駄目になる可能性があります。
当店に持ってくるか、送っていただければ作業そのものは30分程度で終わりますので、そのまま乗ってお帰りいただけます。
料金は前後セットで5000円程度です。
これで常に命を預けられるわけですから、高い出費ではありません。
部品を変えて性能アップを図るより、はるかに効果的なチューニングと言えるでしょう。
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