仙台のMTBショップDimensionの日記

恒例の栗駒山登山してきました。


登るタイミングが非常に難しいのですが、今年はこのタイミングで登りました。
今年は気温が高く雪が柔らかくなりすぎていてファットバイクであろうとまともに走れない状態でした。
なんせ下界は18度を超える温度でしたのでいくら1000mオーバーといっても氷点下になっていません。
風は猛烈に強いですが雪が凍ることはなく、上りはかなりの苦行となりました。
今日は開を連れて行ったのですが普通のスニーカーできたので靴が死んでいました。
冬山をなめてはいけません。

さて、あまりの強風と雪のコンデションの悪さのため、山頂は鼻から目指さず、天然のゲレンデのトップまで登ったところから降りてきました。
雪が柔らかくてフロント荷重即転倒だったので、終始腰を引いて前輪の荷重を抜かなければならなかったのでせっかくのカメラが下を向いてしまって景色が写っていませんでした。非常に残念です。
しかしながらこの時期に雪に覆われた世界を堪能できたのは最高でした。

下りは乗れるのですが、立ってられないほどの強風に、膝まで埋まる柔らかい雪のダブルパンチで、走るだけで極限の荷重コントロールを要求されます。それも寒いところで。
ライダーの思う方向にはバイクは向かわないので、バイクの走りたい方向に走らせつつ、隙を見て方向を変えるという精神的な戦いが繰り広げられます。
斜度は上はゆるいのですが、下へ行くほど急になり、最後の方は30度を超える斜面となり落っこちていくだけになってきます。
前輪の位置が全く定まらない中でライディングを続ける極限の精神力が試されるライドができたので修行という面では最高でした。
映像面ではあまり面白くないものになったので、グッドコンディション下でまた撮りたいです。

ファットバイクの性能を全て引き出してもなお、全然走れない状況で走るということが楽しめてしまうのも高山ならではだと思います。 下界では味わえない領域がそこにはあります。
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