きみの靴の中の砂

西瓜のスムージー

 

 

 梅雨時とは言え、帰途、渋谷で突如として雨に降られた。

 誰が予想できたろう。

 そもそも天気予報に雨マークはなかった。全くもっての驟雨。吉行淳之介の小説にニセアカシアの葉の、緑の驟雨というのがあったのを思い出す。

 実は泣きの涙のさ中だった。つまるところ、雨と涙の区別も付かなくなるほど瞬時に濡れた。そのくせ喉がやたらと渇いて...。

 急に西瓜のスムージーを飲みたいと閃く。それが、この都会のどこで飲めるのかはわからなかったが...。

 

 

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