季節感のある写真は、同じ季節に見るべきだと長い間思っていた。実際、売り物である雑誌などは『ビジュい』が基本だから仕方ないが、そうでなければどうでも良いじゃないかと最近は思うようになった。 ところで、この間、三十歳くらいのが「最近の若いのは『ビジュい』なんて言うよね」って言ってるのを聞いた。 職業作家でボロが出まくるのは会話文で、話者の設定が若いのに、使う言葉が全然若くないと若い読者から指摘される。部屋に籠もって書いてばかりいるとそうなる。