きみの靴の中の砂

そうして...。それから...。





「これからふたりで、どう生きていきましょうか?」ときみに聞かれたら説明したい。長い話にはなろうが...。

                              

 いつか、砂防林越しに遠浅の海が見える陽当たりのいい場所に、質素だが瀟洒な、ふたりの家を建てよう。
 そして、朝採りの野菜と季節の肴が僅かな地酒と並ぶ食卓があって...。
 やがて、わかりはじめる、慎ましく満ち足りる喜び。

 そうして...。それから...。




Heine Totland / Our Last Summer


 

最新の画像もっと見る

最近の「きみがいる時間」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事