きみの靴の中の砂

高校生

 

 

 織田作之助が、その著作で『小説は、どうでもいいことを沢山書けばいい』のような事を書いている。だとすれば詩歌は、『行のそこに置いておく必要のない無駄な言葉は出来る限り省くもの』と言えるだろう。

 

 さて、十代の女子などが良くすなるポエムなるものは詩歌ではないのかというと、彼女達がそれまでに蓄えたまだ多くない語彙と浅い人生から得たに過ぎない世界観から書いているそれは ―― 姿勢としては詩人なのだが ―― 大人に比べ、まだ省けるだけのものがない、詩歌としては、ほとんど不完全なものということになる。

 

 あの天才アルチュール・ランボーの詩作のどこがスゴイのかというと、あれら総てを十代(高校生の年齢)で書いたところにある。

 

 

【OPUS - Ride On Time】

 

 

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