きみの靴の中の砂

生活費が続く限り

 

 

 プロのフォトグラファーは、注文をくれたクライアントを満足させるものを撮って生計を立てるわけだから、クライアントの指示に沿って仕事をすることになる。わかり易く言うと『当社(クライアント)が気に入る写真を今すぐこの場で奇麗に安く撮れ』となる。その希望を満たすと写真一枚の値段が何万何十万にもなる。果たしてプロの仕事が、アマチュアが憧れるに相応しい仕事かどうかは難しい価値観だ。その点、アマチュアには基本的にクライアントはいないから、すべてに自由な制作ができる。

 オイラだけが気に入ってるような、こんな写真を注文してお金をくれるようなお客さんはいないから、オイラが資産家なら生活費が続く限り、当面こんなものを撮っていても問題はない。

 ところで、英語のプロとアマチュアの意味の違いは、お金を稼ぐ必要があるかないかの違いだけであって、技術の優劣を規定しているわけではない。日本で言う『下手の横好き』や『シロウトだから下手でも仕方がない』は、アマチュアの定義からは外れる。シロウト離れした、と言われるように精進したい。

 

 
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