日本の片隅で一主婦がぼやく。

基本、ぼやき。
でも、普通のblog化しそうな今日この頃…

自給自足の食卓

2020-07-27 10:15:17 | 田舎暮らし
以前、夕立の落雷で停電になりました。
炊飯器の使用中です。
炊飯の途中で止まっちゃった訳です。
復旧後、そのまま炊飯のスイッチをもう一度押せば良いのか困りました。
結局再び押したんですけど、まぁ、それ以来炊飯器は使わず私は鍋炊きです。

実家でも鍋炊きだったので炊き方は知ってました。

炊飯器だと30分はかかる炊飯時間が鍋炊きだと13分です。
(炊き時間には個人差があります)



13分後


蒸気を逃がして蒸らして完成


お茶碗に半量食べ過ぎ注意

食卓は野菜中心
きゅうりのキンピラ


玉ねぎと鯖水煮缶のサラダ
(マヨネーズで和えただけ)



鯖缶って美味しいですよね〜
骨まで美味しくて大好きです。
うちは昔から鯖缶常備でして、だってツナ缶って高いじゃないですか。
ツナの代わりに鯖の水煮缶。
おかずが物足りないなぁって時には味噌煮缶。
美味しいですよね。鯖缶。
大切なことなので3回言いました

味噌汁


私の味噌汁は具沢山です。
豆腐、なめこ、玉ねぎ、ワカメ、麩、お揚げさん。


ご飯控えめの分、味噌汁でお腹膨らましてます。

あっお味噌は手前味噌です

これは2017年仕込み分

梅干し


梅干しも自家製です。
夫がそこら辺に落ちてる梅の実を拾ってきます。

漬物は奈良漬け


白瓜を奈良漬け用に栽培してます。
自家製です。


お米にお味噌、お味噌の元となる大豆も自家栽培です。
野菜は殆ど自家栽培です。

多分、人は羨むんですけど、私は正直めんどくさいです。

だって完全自給自足なんて絶対無理ですから。
お味噌は自家製ったって、塩は市販品です。
海行って塩作るって無理ですから。
お米を蒸して米麹を作ったとしても麹菌までは作れません。



殿…もとい…松坂桃李くんが最後に「これだけ〜」と自給自足に挫折するCMが面白いですが、絶対無理ですから。

マヨネーズを手作りって言ってもマヨネーズの原料は卵と油と酢。
鶏を飼って卵は自給出来たとしても油と酢は買わなくちゃいけません。
拘るなら市販のマヨネーズに拘った方が遥かに合理的ですもん。

うちは自給自足してますが中途半端な自給自足です。
大豆は栽培してるけど豆腐は市販品です
納豆は空気中に雑菌が多いんでしょうね。
上手く作れた試しがなくチャレンジは止めました。

中途半端な故にめんどくさいです。
台所を預かる主婦としては、いっそ全部が市販品の方がどんだけ楽か…栽培し収穫してくるだけの夫には到底分からないでしょう。

朝食


野菜スープは続けて飲んでます。


サツマイモ、人参、コーン、実エンドウ、ブロッコリーに生姜の水煮を鶏ガラスープで味付けてます。

パンはチーズ入れて焼きました。


入れたチーズが溶け出してパンから流れ出してたので慌てました。
冷めて固まる前にパンの周囲に掻き集めてくっつけました。



糖質オフのフルグラにヨーグルトと牛乳もかけてます。

食パンだと1/2枚なんだけど冷凍庫がいっぱいのせいでちょっと食べ過ぎの気もします。

折角落ちていた体重が最近、少しずつ増加傾向にあるのが怖い私です💦

雨でジメジメ、虫と爬虫類は元気で歩けない〜😞

田舎暮らしの理想と現実

2020-05-22 17:14:02 | 田舎暮らし
赤毛のアンの再放送を観ています。

このアニメは1979年に放送されて、私は大好きになって本屋さんにここぞとばかりに並べられていた全10巻を大人買い

実家にずっと置いたままになってたんだけど、昨秋妹家族が遊びにやってきた時に運んできてくれて、年末に久しぶりに読みまして…

40年経っていると紙も黄ばんでいるし老眼のせいもあるんだけど、昔の文庫本の文字って現在よりフォントサイズが小さくて見えない…
赤毛のアンを読む為に老眼鏡を買いました。
(今は幻魔大戦を読むのに役立ってますが)

で、アニメ。
舞台はプリンスエドワード島。
赤毛の孤児、アン・シャーリーがアヴォンリーのカスバート家に引き取られ成長していく物語

小説読んだ時には気が付かなかったので描写がなかったのかな?と思うんだけど、アニメを見てるとその生活様式が素敵過ぎる。

台所の水は流し台に設置された手押しポンプ。
水道の蛇口を捻ると水が出る…んじゃなくて手押しポンプでキコキコと水を使い、お湯は薪ストーブの上で沸いてる鉄瓶の薬缶。
ストーブでバンを焼き、ケーキを焼きクッキーも焼く。

牛を飼い乳搾りをし、鶏を飼い産みたて卵を集める。
じゃない訂正します=麦を育て、野菜を作り、果樹を育てて収穫する。

原作者のモンゴメリーが生きた1800年代後半から1900年代前半の暮らしぶりを描いたのかな…?と思うんだけど、これって憧れた田舎暮らしの生活そのもので…
2世紀も前の外国の生活様式が実際にこんなんだったのか、日本だとストーブどころかせいぜい囲炉裏じゃないかと思ったり…(;´Д`)

田舎暮らしに憧れて10年前に山奥に移住したんだけど、現実の生活は夢とは程遠いものでした。

我が家も薪ストーブはあるけれど、オーブンのようになんて使えるはずもなく、鶏は飼ってみたものの死ぬのが可哀相過ぎる!と最後の一羽が死んだのを機に飼うのは止めた。

アンのように素足で庭になんか出たら、ヤマビルに食いつかれるだろうし、マダニもいるかもしれない。
下手したらマムシに襲われるかもと思うと草むらに寝転がるどころか、足を踏み入れることさえ怖い。

田舎暮らしに憧れる人。
田舎には昔からの原風景が残っているけど、環境もそのまま残っている訳じゃない。

この土地に生まれて生きてきた近所に住む老婦人が、「昔は今みたいに灯りがなかったから、網戸がなくても虫なんて入って来なかったのよ。」
山には動物たちの餌になる木の芽や実もあって里に降りてくることだってなかったし、ヒルだって見たことなかったのに…って。

10数年前にテレビの田舎暮らし特集や人生の楽園などを見て憧れて、実際に移住しちゃったんですが理想と現実はかけ離れ過ぎてて10年住んでも虫には慣れないし、近くに本屋さんもCDショップも手芸店もなく、後悔ばかりしている私です。