2003年に公開された草彅剛さん主演の映画の原作本です。
原作は1999年の4月から2000年の4月まで熊本日日新聞土曜版に連載されていたそうです(本書解説より)
舞台は熊本。
5月12日午後10時21分頃、熊本地方で地震があった。
震度1=熊本市京町、豊野村、西原村、益城町
この地震をきっかけに死者が生前の健康な時のそのままの状態で黄泉がえり…蘇って家族の元に帰ってきます。
私は原作も好きだけど、映画版黄泉がえりも大好きで、年に一度はDVDで観てまして、昨日の午後は久しぶりに省吾から離れて映画をゆっくり観ようと楽しんでました。
原作と映画は死者が蘇ってくるところは一緒ですが、草彅剛君演じるところの平太はエリート官僚ではなく、熊本の肥之國日報の社会部記者で風采の上がらないギョロ目玉の男という設定で竹内結子さん演じる葵というヒロインは出てきません。
映画の公開が平成15年
今から15年も前と言うことで、田中邦衛さん、清水章吾さん、高松英郎さん、北林谷栄さんなどの今は亡き名優さんや、まだ高校生だった長澤まさみさんや市原隼人さん。
ちょい役で田辺誠一さんや、眞島秀和さんなども出演されてて豪華メンバーです。
極楽とんぼの山本圭壱さん
逮捕されちゃった伊勢谷友介さん。
哀川翔さん。
どこに出てるのか分からなかった安住紳一郎(TBSアナウンサー)
好きな女優さんの石田ゆり子さんも出ておられます。
柴咲コウさんが一言も台詞はなかったけどRUI役でエンディングで歌われた月のしずくは素敵でした。
死者がよみがえる。なんてゾンビ映画?ホラー映画?みたいな怖いものと思いがちですが、泣ける映画であり原作はファンタジーです。
台風一過、暑さが一段落して夜は涼しく過ごしやすくなってきました。
秋の夜長にお勧めの1冊であり1本の映画です。
私はこれから続編の黄泉がえりアゲインを買って読もうと思います。