小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
(リンクはご自由にどうぞ。ただし転載はご遠慮ください。)

雪降ってきました

2005年02月22日 10時27分53秒 | 新潟県中越大震災・地震
ここ数日落ち着いていた雪が一昨日あたりからまた降りはじめました。
うちのあたりでは消雪パイプの水が出て30分から1時間経ってからじゃないと流雪溝の水は流れません。
それもチョロチョロ流れてくれればいいほう。
もともと機能してないような流雪溝ですから。
あわただしく出勤する人がドカドカと流雪溝を埋めてしまったらもうそこで堰き止められて流れなくなるし。
本当に雪の捨て場には困っています。

天気予報では新潟は雪マークじゃなく吹雪マークでした。
2/1の大雪のようなことはないと思うけど、事故などで関越が通行止めにならないことを祈ります。
トラックやバスが全部下に下りてきたら大渋滞なんでね。

千谷の仮設住宅の入り口にズラズラと停められた路上駐車。
除雪車にとっては「邪魔っ!」なのですが
これは入居者が悪いのではありません。
一家に2-3台は当たり前なのに駐車場を確保しなかったのは行政の責任です。
近隣の某会社が駐車場を提供しようと申し出たのに「管理が大変だから」という理由で断わったそうですから。

やれやれ┐(´-`)┌
呆れますね。

先日の自衛隊派遣にしても 同じ千谷の仮設住宅内でも「雪処理をしてもらった」世帯と「してもらえなかった」世帯があるということを入居者から直接知らされました。
テレビと新聞の報道では 「入居者に満足してもらいました」的なニュアンスでしたが、実際のところはパフォーマンスでしかなかったのではないでしょうか?
「そこはしなくていいよ」というのは誰が決めるのかな?
テレビにうつるとこだけすればいいと思ってるのかな?w

一生懸命支援してくださった自衛隊のみなさんもあのようなやりかたでは疑問をお持ちなんじゃないかな?
などと余計なことを思ったのでした。




ライブドア社長の生出演で思ったこと~これからのメディアのありかた

2005年02月22日 00時21分13秒 | 新潟県中越大震災・地震
ライブドアの堀江社長が夜のニュース番組に生出演していた。
自分の伝えたいことを伝えきれずキャスターの質問にも苛立ちっぱなし。
「あなたは私に何を言わせたいんですか?」
「そんなくだらない質問をするんだったら帰りますよ」
始終そんなやりとりで非常におもしろいものを見させてもらった。

ここでまた私が再認識したことは 「伝えたいこと」と「伝えてほしいこと」にかなりギャップがあること。

局の「もっていきたい方向」に誘導されそうになることに不快感をあらわにする堀江氏。
まくしたてる発言の途中でブチッと切られCMが流れたのにも笑った。

今回の震災で我々被災者がメディアに対して感じたこと。
「そういうことじゃなくてもっと違うことを伝えて欲しい!」

もうテレビや新聞などという媒体だけではストレスを感じているのだ。
もはや一方的な大衆伝達というものだけではまかないきれない時代になったということだろう。

「この情報が欲しいのに!」
我々は地震が起きたときにそれを痛いほど感じた。
視聴者なり読者なりのニーズとメディアが伝えたいことに温度差がありすぎて苛立ったしそれは今でも続いている。

これから必ず起きるであろう大地震のためにもメディアは変わらなければならない。
欲しい情報を得られるのであれば受信料だって喜んで払うと思うのだが。

このブログ頑張ろうと思う。
11月からずっと今まで小千谷で頑張ってくれた「立ち上がれ!団結中越プロジェクト」のカワラちゃんのためにも私は「小千谷の今」を伝えていきたい。