小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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あれから4ヶ月~交錯する想い

2005年02月23日 22時52分41秒 | 新潟県中越大震災・地震
さっき子供たちを寝かしつけながら
「もうあれから4ヶ月かぁ・・」といろんなことを考えていた。
そのときだった。
背中全体がブルブルブル・・っときてその直後にガタガタガタ!と音をたてて揺さぶられた。
チビが
「ママ・・じしんきた・・・」といった。
「大丈夫だよ。この部屋はなにも落ちてこないし ちっこいちっこいじしんだからね。」

チビはあらいぐまラスカルのぬいぐるみ二体とパンダのぬいぐるみをいっぱいいっぱい抱えて寝ていた。
このぬいぐるみはチビが大きな余震が来て不安定になった日に長野の移動図書館の方からいただいたもので
まさに「いっしょに地震をのりこえてきた仲間」として大事に大事にしている。
チビはラスカルに優しい声でなにかを言っていた。
「大丈夫だよ!」っていってたのかな。
しばらくパンちゃんが行方不明だったのだが、さっきおもちゃ箱から探し出したときに
「ごめんね・・」とパンダのぬいぐるみに向かって謝っていた。
ひとりぼっちにしててごめんね、という意味だったのか。

体験を共有した仲間というのは心強い。
励ましあうことも、時には甘えて弱い部分を出すことさえも、
そう、自分の全てをさらけ出せるものがあるような気がする。

先日のカワラちゃんの送別会では 私は翌朝目があかなくなるくらい泣いた。
ここにいる人たちにはきっと なにもいわなくてもわかってもらえるんじゃないか っていう甘えた気持ちになり
初対面の人なのに話してるだけでボロボロボロボロ泣いてしまった。
私などたいして苦労もしていないのに。
根っからの小千谷の青年たちの団結力を羨ましいと思う気持ちと
その瞬間だけでも受け入れていただいたことの嬉しさから糸が切れ堰を切ったように涙してしまった。

それぞれに想いがある。
それは目で見える被害の大きさには比例しない。

みんな表面には出さないけど精一杯生きている。
そう思わされた。
ステキな出会いに感謝している。



チビ高熱

2005年02月23日 10時20分57秒 | 新潟県中越大震災・地震
昨日保育園から電話があり、チビが39度の熱が出たので迎えにきてくださいといわれました。
インフルエンザの反応は熱発してから何時間もしないと出ないので
「今行ってもなぁ~~」と思ったのですが、明日受診できるかどうかわからない(吹雪マークが心配)のでとりあえず受診することに。
一応陰性だったんだけどまだ油断はできんよね~。

ぐったりした様子はなく高熱でも元気だったのですが、夜間寝付いたあとに急にひどく怯え出して震えながらしゃくりあげるように泣きちらかしました。
「気持ち悪いのが出た」としがみついてくるチビ。
高熱でいやな夢を見てしまったのでしょう。悪寒もあるようです。
寝室で寝るのを嫌がるので毛布にくるんで抱っこしたまま頬擦り&揺ら揺らしててやりました。

ゴホゴホ!
思い切り私の口元に向かって咳をしてくるチビ。
・・・・・もう運命共同体です。

地震の後だからいつもより慎重にケアしていかなければと思いました。
上の子もそうだけど、特に暗いところで「こわい」と訴えることが多くなりました。<ママがじゃないよw

見ていた「救命病棟」も慌てて消しました。<大丈夫ビデオに録ってますw

座薬が効いているからか今朝 熱はなかったけど、今日は一日大事をとってお休みにしました。
一応予防接種は全員受けたんだけどね~。
かかる人はかかるからね~。

というわけで看病に専念しやすw

雪は落ち着いてます。
よかったぁ~。