福助の部屋

どうでしょうCUEスワローズSHINee映画うたとの毎日etc。大好きなことゆるゆる綴ります。

『ダブリンの鐘つきカビ人間』

2006-02-16 23:27:52 | 演劇
<作>後藤ひろひと <演出>G2
<出演>片桐仁 中越典子 橋本さとし 山内圭哉 中山祐一郎 及川健
    八十田勇一 田尻茂一 トロイ 山中崇 平田敦子
    土屋アンナ 姜暢雄 後藤ひろひと 池田成志 若松武史

舞台は中世のアイルランドを思わせる不思議な山の中。
旅行中の聡(姜暢雄)と真奈美(土屋アンナ)は霧で立ち往生し、一軒の山小屋に
一夜の宿を求める。すると、どこからともなく鐘の音が聞こえ、山小屋の主(池田
成志)は、ここに町があったこと、自分がその町の市長であったこと、そして不思議な
物語を語り始めた…
物語はずっと昔、この土地を奇妙な病が襲ったときのこと。病の症状は人それぞれで、
指に鳥が止まってしまう人、背中に羽が生えた人、目が見え過ぎるようになった人…
そして、醜い容姿になったカビ人間(片桐仁)と、思ったことの反対の言葉しか
話せなくなった娘・おさえ(中越典子)。
そんな病を救うべく、奇跡を起こす伝説の剣・ボーグマホーンを探す者を募る王(後藤
ひろひと)。いつしか物語に入り込んでいた聡と真奈美が名乗りをあげ、ふたりは
ボーグマホーンを探しに森へと入っていく。
一方、町の人たちと同じようにカビ人間を嫌うおさえだったが、彼女の口から出るのは
“あなたは素敵な人”と言う言葉。おさえの病の症状を知らないカビ人間は彼女に
心惹かれ、ある日おさえが窓から投げた植木鉢が侍従長(中山祐一郎)の頭にあたり
犯人探しが始まったとき、彼女をかばい罪をかぶる。
そんなカビ人間の優しさに触れたおさえと、おさえの症状を知ったカビ人間、二人は
次第に心を通わせていく。
しかし町では、私腹を肥やそうとする市長(池田成志)と神父(山内圭哉)のたくらみ
が実行に移され、カビ人間とおさえは悲劇に巻き込まれて行く…

WOWOWでの放送を友達に録画してもらい見る事が出来ました
実はこの舞台、東京まで観に行く予定でチケットも買ってたんですけど
都合で行けなかったので、こんなに早く観れてうれしかったですね
しかも、生で観れなかったことを激しく後悔する名作でした

やっぱり好きです、大王の作品
HPにあった言葉なんですけど、
『コメディーでありながらも、美しく哀しく、そして残酷なラブロマンス』
本当にいろんな要素があって、大笑いしたかと思うと涙が止まらない、
おかしくて切ない物語。
キャストの個性も素晴らしい
市長と神父の悪役コンビはさすがの存在感。
僧正の悪役って笑いが入るからかどこか憎めない。
僧正と中山さんのファーストフード店コントも良かったですね(笑)
カビ人間役の片桐さん、本当に切ない演技でした
純真無垢な感じがかえって哀しいんですよね…
おさえに“地獄へ落ちろ”と罵倒されながらも、
反対の意味を考えてうれしそうにする表情なんかホント泣けました。

ホント、良いお芝居を観たなぁと満足の1本。
DVD出たら買おうかな

※ちなみに余談ですが、劇中、聡役の姜暢雄さんがプレスリーの格好をして
 出てくる場面があるんですが、どう見てもサイコロ2のヒデキにしか見えなかった私(笑)
 嗚呼、どうバカ…



コメント
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