福助の部屋

どうでしょうCUEスワローズSHINee映画うたとの毎日etc。大好きなことゆるゆる綴ります。

自転車キンクリートSTORE『マクベス』

2006-04-16 21:52:27 | 演劇
『桜飛沫』観劇以来、橋本じゅんブームと同じく私の中で
巻き起こっているのが“山本亨ブーム”(笑)
じゅんさんは新感線だから、見ようと思えばDVDもたくさん出てるし、
ドラマにもご出演なさっているんだけど、山本さんはなかなか
見る機会がないなぁ…と思っていたら、
たまたまスカパーで山本さん出演舞台が放送されてて

それが、自転車キンクリートSTORE『マクベス』

スコットランドの武将・マクベス(佐々木蔵之介)とバンクォー(樋渡真司)は
凱旋途中、荒野で3人の魔女に会う。魔女たちは、マクベスがコーダーの領主、
いずれは王になると予言。バンクォーも予言を求めると、“お前は王には
なれないが、お前の子孫は王になるだろう”と告げる。
城に戻った二人を待っていたのは、マクベスがコーダーの領主に任ぜられたと
言う知らせ。予言が当たったことに驚くマクベス。そして次第に王になる
野望に胸を膨らませていく…
一方マクベスからの手紙を受取ったマクベス夫人(芳本美代子)は、夫を王に
するべくマクベスと共にダンカン王の殺害を計画。尻込みするマクベスを叱咤し、
ダンカンがマクベスの城を訪問した夜、マクベスはダンカン殺害を実行。
罪を従者になすりつけ、ついにマクベスは王位の座についた。
しかしその後、魔女たちの“バンクォーの子孫が王になる”と言う予言を恐れた
マクベスはバンクォーと息子のフリーアンス殺害を計画。マクベスの放った刺客に
よってバンクォーは命を落とすが、フリーアンスは逃げ延びる。
権力のためあらゆる悪徳に手を染めるマクベスだったが、バンクォーの亡霊を見て
取り乱したり、夫人も夢遊病に犯され、次第に精神を病んでいく。
その頃マクダフ(山本亨)は、ダンカン王の息子・マルカム王子(田中哲司)に、
マクベスを討ちスコットランドを救うべきと説得。イングランド軍の応援を得た
マルカム達は、マクベス討伐に動き出す。
そしてついにマクベスは、妻子をマクベスに殺され復讐に燃えるマクダフの剣によって
命を落とした…

自転車キンクリートも、ましてシェークスピアも初めて
山本さん見たさに何の予備知識もなく見ましたが、重厚かつ骨太な舞台に驚き
そしてとにかく血がたくさん出るし、阿佐スパもびっくりのグロさ(笑)
シェークスピア初心者の私は、“シェークスピアの悲劇ってこんなに残酷なの?”
とかなりの衝撃を受けました
でも、この凄惨さゆえにマクベスの転落と狂気が際立つのかも知れないなぁと
見終わった後の余韻の中に感じました

役者さんたちも素敵でした
七年前のお芝居だったんですが、今ではテレビで良く見る役者さんとかも
出てらして、“へぇ~、この人舞台出身なんだぁ”と新たな発見をしたり。
マクベス役の佐々木蔵之介さん、実は好きなんですよね~
テレビに出るようになってからしか知らなかったので、
人間の弱い部分と罪深い部分、恐怖に押し潰され次第に狂っていくマクベスを熱演、
とても新鮮でした
そして私のお目当ての山本さん!文句なくかっこ良し!
今回は妻子を殺され復讐に燃える男の役だったんですが、主君に忠実で寡黙な
ところと、怒りに震え嘆き悲しむ感情的なところ、いろんな表情を拝見出来ました
最後のマクベスとの決闘の場面の殺陣も見事でしたし、
やっぱり声が素敵ですね~

ちなみに新感線の次回作が『メタルマクベス』
じゅんさんはバンクォーかマクダフか…
観には行けませんが、気になるところです

※写真は、『あずみ』を観に行った友達が山本亨ブームの起こっている私に
 写メしてくれたものです
 舞台を観てだいぶ泣かされたと報告を受けました(笑)
 山本さん、怪我した足はもう大丈夫でしょうか…
コメント (2)
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