【現代思想とジャーナリスト精神】

麻生の暴言、「全く問題ない」と擁護した官房長官の正体暴露

【日刊ゲンダイwebフォロワーズ】

「もう勘弁して…」麻生副総理の“失言連発”に激戦区から悲鳴
ツイート
2014年12月9日

 安倍首相が事故にでも遭ったら、副総理として職務を代行する男の発言だ。あっさり「またか」と聞き流すわけにはいかない。麻生太郎氏が問題発言を連発している。
 麻生副総理は6日の長野・松本市内の街頭演説では、アベノミクスを自画自賛しつつ「(結果を)出していないのはよほど運が悪いか、経営者に能力がないからだ」と言ってのけた。
 続けて7日の札幌市内の応援演説では、少子高齢化に伴う社会保障費増について「高齢者が悪いようなイメージをつくっている人がいるが、子どもを産まないのが問題」と言い放った。しかし、よく言うよ、だ。

「アベノミクスのあおりで、地方の中小企業はコスト高で青息吐息です。税金と物価だけが上がって、若者は子どもを産む余裕もない。麻生さんはそういう庶民の実態を、まるで分かっていない。いずれにせよ“ナンバー2”の発言ですから、それが安倍政権の本質といえるでしょう」(政治評論家・山口朝雄氏)

■「応援は遠慮したい」
 御用メディアは麻生発言を大きく取り上げようとしないが、さすがに顔面ソー白の自民候補もいるらしい。
「党内でも<もう勘弁してほしい>と批判の声が上がっています。<応援は遠慮したい>なんて候補もいる。選挙戦中盤で地方と女性の反感を買うのは、痛い。麻生発言をきっかけに、情勢が変わる選挙区も出てきそうです」(選対関係者)
 麻生副総理が「産まないのが問題」発言をした札幌市は、北海道1~5区にまたがっている。

「その中で、序盤の世論調査で自民候補が20ポイント以上の大差をつけていた選挙区はひとつだけ。松本市の長野2区も、民主候補が勢いづいて追い上げている。いずれの選挙区も、麻生発言で浮動票が動けば、どんでん返しは十分あり得ますよ」(永田町関係者)
 麻生副総理は、昨年2月の参院予算委で、労働者の賃上げについて「連合は賃上げを一生懸命やっていたんだろう」が、「この3年間(賃上げは)聞いたことがない」なんてイヤミを言っていた。「経営者」も「労働者」も無能と言いたいらしい。とことん、国民をバカにしている。
 麻生副総理は9日の閣議後の会見で「誤解を招いた点は、時間をかけて説明すべきだった」などと釈明していたが、有権者はよく考えて投票した方がいい。

=================================
【東京新聞・転載】
麻生氏が釈明「誤解招いた」 産まない発言、菅氏擁護
2014年12月9日 12時02分
 麻生太郎副総理兼財務相は9日の閣議後の記者会見で、少子高齢化に伴う社会保障費増に絡み「子どもを産まないのが問題だ」とした発言に関し「誤解を招いた」と述べ、不適切な表現だったとの認識を示した。麻生氏の釈明を受け、菅義偉官房長官は「全く問題ない」と擁護したが、上川陽子法相は「閣僚はいかなる状況でも、理解してもらえる発言をすべきだ」と苦言を呈した。
 麻生氏は、保育施設などの不足で産みたくても産めないのが問題との趣旨だったと釈明し「きちんと説明するのを省いてしまった。時間をかけるべきだった」と述べた。

===========================
私見
 麻生を「全く問題ない」と擁護した官房長官の菅は、思わずも自らが麻生と同じレベルの政治屋であることを暴露した。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「マスコミ報道への私見」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事