水月光庵[sui gakko an]

『高学歴ワーキングプア』著者 水月昭道 による運営
※お仕事連絡メールに一両日中の返事がない場合は再送願います

■大学をどうするか! 共に考える全学大討論会

2010年02月13日 | 庵主のつぶやき
以下のような企画があるみたいです。


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■大学をどうするか! 共に考える全学大討論会

2010年2月18日(木) 17:45~20:00
大阪大学豊中キャンパス 大学教育実践センター教育研究棟Ⅰ
スチューデント・コモンズ1F 開放型セミナー室
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka.html
http://www.cep.osaka-u.ac.jp/modules/study/index.php?content_id=12

国立大学は、2010年4月で、法人化されてから6年を迎えます。6年経つな
かで、私たちを取り囲む環境は大きく、さまざまに、変化しました。あた
らしい研究センターの創立や、文部科学省による各種の研究教育プログラ
ムの実施(GCOE、GP等)、産学連携・社学連携の試みなど、さまざまな新
しい取り組みが進められています。その一方で、国による大学への運営費
補助金は年々減らされています。そして大学を運営するための経費は、外
部の競争的資金、寄附、学費に頼らざるをえない状況になっています。

そのようななかで起こった変化の一つとして、非常勤職員の増加があげら
れます。現在、大阪大学で働く非常勤職員の数は3209人であり、職員全体
の71%を占めます(2009阪大プロフィールより)。そして、そのような非
常勤職員の多くは期限付きの雇用(有期雇用)であり、「最長6年」とい
う期限付きで、雇われています。教員、研究員についても同様で、任期付
き(解雇付き?)の雇用が増加しつつあります。「特任」研究員、「特任
」助教、「特任」准教授・・・さらには「特命○○」や「特例○○」とい
う肩書まで。2年や3年の任期では、じっくりと研究に取り組むには短す
ぎるし、学生とのかかわりも十分にはもつことができません。

大学という「人を育てる」場で、人とのつながりや信頼関係が必要とされ
る場で、働く人や教える人がころころ変わってしまう、そのようなことが
起きているのです。大学ではたらく職員、研究員、教員が短期間のうちに
入れ替わるなかでは、職場でお互いの信頼をもとに協働するということも
難しいかもしれません。このような「雇用の不安定化」は、ともに働く人
びとをバラバラにしています。

このようなことについて、どう思われるでしょうか?
ある人は「それはおかしい!」といい、べつの人は、「おかしくない」と
いいます。私に関係ないでしょうか、あるでしょうか。もちろん、簡単に
答えはでないし、意見が一致するとも限りません。しかし、私たちは、私
たちが働き、学ぶ場所について知り、考えたいと思います。そこで今、大
学という場について、教員・職員・学生、常勤・非常勤、部内者・部外者
といった枠をこえて自由に議論し、共に考える全学大討論会を企画しまし
た。

大学について考えたい! 大学をもっと楽しい場所にしたい! 大学のこ
とをもっと知りたい! 私たちの現状についてもっと知ってもらいたい!
どのようなことができるのか、考えたい! 何が問題なのか、わからない


どなたでも、気軽にご参加ください。


連絡先:daigaku.dosuru★gmail.com(★を@に)
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高学歴ワーキングプア シリーズ第三弾_進捗

2010年02月10日 | 庵主のつぶやき
先日、無事に脱稿しました。

現在、細かいところを修正中です。

予定通りですと、4月16日です。
はっきり決まり次第、改めてご報告いたします。

毎回思うのですが、概ね10万字と言われる「新書」を仕上げるには、一年に一冊くらいが心地よいペースのように思います。
二冊になると、ぼちぼち疲労してしまいますから。

そんな時、読者からよいコメントなど頂けると、ものすごい励みになります。

ちょっと前のことですが、「French Bloom Net」さんから、大きな励ましを頂きました。いつも、ありがとうございます!

それから、こちらはかなり前になり恐縮なのですが、「松本肇」氏からも力を頂きました。本業は、学歴に関するテーマでの執筆業の方です。近著の「短大・専門学校卒ナースが簡単に看護大学卒になれる本 改訂新版」は、専門書コーナーで人気です。


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