水月光庵[sui gakko an]

『高学歴ワーキングプア』著者 水月昭道 による運営
※お仕事連絡メールに一両日中の返事がない場合は再送願います

お坊さんだって、ワーキングプア

2016年12月28日 | 京都ぶらり [書 評]

新潮社『波』へ寄稿

「お坊さんだって、ワーキングプア」

本当なんです。。

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『お寺さん崩壊』 ソコツさんからレビュー頂く。感謝。

2016年12月20日 | 京都ぶらり [書 評]

仏教書関連のレビュアーとして名高い「ソコツ」氏から最初のレビューを賜る。誉れ。
選書のセンスとツボを押さえた書評で、その正体をめぐってはもろもろと憶測をよんでいた氏であるが、近年著書を上梓したことでベールを自ら脱いだようである。そこにあえては触れないが、やはり「この方ならでは」という経歴の持ち主であられた。

拙書『お寺さん崩壊』については、そうした点から読み解いてくれてもいて、素直に「よく見てくれているな」と感じいった次第。一冊の本が刊行に至る裏側には、「どうしてその著者じゃなければなかったか」という理由が隠されているものだ。そこが背骨となり書籍に独特の味付けがなされていく。

拙書でもっとも売れた本『高学歴ワーキングプア』と今回上梓した『お寺さん崩壊』のあいだは、一見すると全く異なるジャンルに映るためそこに接点を探すことは難しい。しかし、ソコツ氏は著者の来歴に着目することでそのあいだにいとも簡単に架け橋を渡してくださった。そうした手腕が深い読みへと繋がっているのであろう。改めて深く感謝申し上げる。



高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
水月昭道 著
光文社


お寺さん崩壊 (新潮新書)
水月昭道 著
新潮社


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『お寺さん崩壊』 動きは上々。多謝。

2016年12月19日 | 庵主のつぶやき
拙書『お寺さん崩壊』、15日の発売日から数日を経て。動きは上々。多謝。読者に感謝。

10月末に『寺院消滅』の著者が新刊を刊行している。
『無葬社会 彷徨う遺体 変わる仏教』
これがまた評判のようで。
自分の校了日が迫っていたこともあり、これから手にとる予定。
それにしても大都会では、地方寺院住職あたりには想像もつかないことが起こっているのか……。

無葬社会 彷徨う遺体 変わる仏教
鵜飼 秀徳
日経BP社


同著者の『寺院消滅』は、お寺さんをめぐる全国的な状況が俯瞰できる良書。
寺院消滅
鵜飼 秀徳
日経BP社


拙書『お寺さん崩壊』は、個々のお寺さんが具体的にどのような難問に直面し、そこにどんな独自のドラマが見られるのかを浮かびあがらせている点で、先の書との差別化を果たしている。

お寺さん崩壊 (新潮新書)
水月昭道 著
新潮社


上記三点、あわせて手にとって頂くと、「お寺さん」を取り巻く広く社会的な動向だけでなく、身近な地方寺院(お寺さん)ならではの物語や人間模様などについても概観できる。はず。。

菩提寺の先行きに暗雲が垂れ込めるなか、それぞれの「エンディング」をどう捉え、何をすべきなのかを考えるヒントとして欲しい。

合掌

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新刊『お寺さん崩壊』(新潮新書) 2016年12月15日発売

2016年12月12日 | 庵主のつぶやき

ご案内

新刊『お寺さん崩壊』(新潮新書)

早ければ、2016年12月14日夕方には都内書店に配本予定とのこと。
主要都市では16日あたりのもよう。

今回は、新潮社で「仏壇」シリーズを手がける名物編集者・金寿煥氏に大変お世話になった。
(「仏壇」シリーズ、については下記を参照)
※「文壇があるなら『仏壇』があってもいい」
このシリーズに加われて誉れ。

お墓やお仏壇を普通に守ることが難しい時代。
自分のあとのこともどうなるかわからない。
「ある」のが当然と思われていた「お寺さん」は、今後次々に消滅していくことが確実視されている。

菩提寺も危うい!

そんななかで、いつか確実に来る「その日――人生の最後」をどう迎えたらよいのか。
本書で思考実験をして、その日に備えて欲しい。


お寺さん崩壊 (新潮新書)
水月昭道 著
新潮社

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