携帯電話の付加機能として注目されているのが“音楽再生”。ドコモも901i/700iシリーズの発表会では「全モデルAAC再生が可能」とうたうなど音楽機能をアピール。PDC端末でも、音楽再生機能を全面に押し出した「Music PORTER」や「premini-II」をリリースするなど、ラインアップを強化している。
ただ、一言で“音楽携帯”といっても、その機能は機種ごとに異なる。楽曲を取り込むためのケーブルやソフトを同梱したものもあれば、楽曲を取り込むための手順が煩雑なものもある。また、連続再生に対応していないものもあるなど、統一されていないのが現状だ。
ドコモ携帯の音楽機能は、大きく2つのタイプに分けられる。1つ目は901i/700iシリーズのようなAACファイルの再生機能を備えた端末群。発表会の際に「AAC再生が可能」とアナウンスされたもので、取り込み方法や再生機能にはばらつきがある。
2つ目は、Music PORTER、premini-II、SO506iCなど“音楽携帯”をうたったPDC端末だ。音楽を聴くことを前提に設計されており、専用のプレーヤーも装備。音楽をBGMにしてiモード閲覧やメール操作を行える。
ドコモ携帯、“音楽プレーヤー”としての実力は?
「iTunesとの連携が実用的なのはF901iCとF700iということになる。筆者が確認した限りでは、512MバイトのminiSDメモリカードも問題なく利用でき、相当数の音楽ファイルを保存できる。もちろん「iPod+iTunes」ほどの手軽さはなく、再生機能も貧弱ではあるが、簡易音楽プレーヤーとしては使えるだろう。」
やはりFOMAの中では、富士通が一番音楽再生を重視しているようだ。F901iCにはちょっと興味がある。
「Music PORTERとpremini-IIのように音楽再生機能に本格対応している端末は、やはり操作性もよく、PCからのファイル転送も容易だ。専用ソフトを利用する点が面倒といえなくもないが、メモリカードへの書き込み時にもファイル名などを一切気にする必要がない。予備知識を必要とせず音楽を楽しめる点はやはり重要だろう。またインターネットを利用して購入した音楽ファイルを再生できるのも、901i/700iシリーズにはないメリットだ。」
やはりオールインワンパッケージという点ではMusicPORTERが一番だが、再生時の操作性等を考えるとpremini-IIも捨てがたい。いっそのこと、録音用にMusicPORTER、再生用にpremini-IIという役割分担というのもいいかもしれない。うまく購入すれば、この組み合わせが最も安く、お手軽に音楽を楽しめるのかもしれない。
そろそろMusicPORTERも値下がりし始めたので、買うタイミングを見計らっておこうかなぁ。ただ、auのW31Sもかなり気になる。これが発売になると、MusicPORTERは値下がりするかもなぁ。