電気通信事業者協会(TCA)は6月7日、携帯電話/PHSの2005年5月の契約者数を発表した。携帯電話契約数は30万8900増えて、8774万4200。
毎月純増シェアトップを争うドコモとKDDIだが、5月はKDDIが5カ月ぶりに首位を獲得した。ただしその差は、わずか4400。トップ2社の接戦が続いている。
逆にツーカーとボーダフォンは、純減が続いている。特にボーダフォンは5月も3万9900の純減となり、契約者数が1500万を割り込んだ。ちょうど1年前の2004年5月とほぼ同数の契約者数だ
PHSでは、ウィルコムが絶好調だ。4月に続き6万を上回る純増を記録した。全国すべてで純増になっており、特に東京では4万5700の純増となった。
逆に、全国すべてで純減となったのは、PHSからの撤退を発表しているドコモ。約5万減少した。
KDDIが首位。ボーダフォンは純減──5月契約者数
DoCoMoはFOMA901iS発売前の買い控えで伸び悩み、auに首位の座を譲った。DoCoMoの場合は毎年5月は新機種発売前の買い控えがあるので、想定内という感じだろう。
ウィルコムは2ヶ月連続で6万の純増となり、好調を維持している。端末の在庫不足で伸び悩みが心配されたが、それでも順調に6万もの純増を記録し、この好調はしばらく続きそうだ。
ボーダフォンは好材料がなく、5月も4万弱の純減となった。よくよく考えてみると、アステルの純減数は33000なので、ボーダフォンは5位どころではなくて、アステルにも抜かれて6位となってしまった。
また、ボーダフォンライブはさらに1600減っているので、その数のほとんどがプリペイドと思われる。プリペイドの水増しで辛うじて4万の純減を阻止した可能性がある。