8月も終わりに近づいてきました。早いですね~!
昨夜は、虫の声があちこちから聞こえ、日中はまだまだ暑いながら、秋の気配を感じます。
エクリュには、スクール見学や、コース説明などを希望する方も多く、その方たちからカラーに対する強い興味と憧れの気持ちをじかに感じます。年を追って、カラーへの関心度が高まってきていることは、大変うれしいことです!
また、以前他のスクールやアカデミーで受講された生徒さんからもお問い合わせをいただいて、スタジオにわざわざ相談に見える方もたくさんいます。
カラーを仕事にするためには?最も多い質問です。
今日はコーラルという色のメッセージ「共存共栄」の考え方から、考察してみます。
私たち人間は、一人で生きているのではありません。オーラソーマの言うところの「すべてはひとつ」・・・宇宙すべてがつながっています。身近な環境を見ても、私たち一人ひとりは何らかの形で、つながっています。
仕事もそうですね。競争ではなく、共存共栄。
ただし、共存共栄していくためのバランス感覚が難しいものです。これは平等という意味ではありません。ビジネスの世界では、必ず上下関係と横関係があります。
上下といっても当然、人間としてではなく、仕事上の上下であることをきちんとわきまえる必要があります。自由でありたい、平等でありたいというのが今の世の中ですが、ビジネス感覚の中での自由と平等とはどういうことでしょう?
・・・・自由と平等はありません。
自由に楽しくするのは、趣味の世界。成果主義になりつつあるビジネス社会では平等は難しいですね。
プライドを持つことも時には必要です。ただし、謙虚さはもっと必要です。自分の立場というものをきちんと把握すること。上下左右を見渡して、自分のポジションを知っているということ、自分の評価を正しくするということ。
謙虚さのある人は成長します。なぜなら、今の自分に満足せず、まだまだという意識があるからです。こういう人は、回りの人から引き立てられ、先輩からはかわいがられ、それゆえたくさんのことを教えてもらえます。
これだけやっているのにと、自己評価の甘い人は、多分他からそれ以上のことは何も学べないでしょう。
ビジネスの世界では、ビジネスとしての仁義(ビジネスマナー)というものがあり、それを知らないと、とたんにその世界で生きていけなくなります。
以前、ある方からメールで、お客様との距離のとり方についての経験から、それを学ばれたというお便りをいただきました。学んだというその方の謙虚さがすばらしいと思いました。
その方は、とあるお店でカラーのマンツーマンの仕事をスタートされました。
そうですね。そのスタンスの取り方というのは、相当の自覚が必要になります。
お客様へ喜んでいただくのが仕事ですが、あくまでもそのお客様は、会社のお客様であるということを自覚して、自分がその看板をしょっているという責任をわきまえていることが重要です。
ほうれんそうという言葉があるように、よいことがあっても、悪いことがあっても、「報告すること、連絡すること、相談すること」
お客様が喜ばれて、たとえば個人的に金品など下さることもあるかもしれません。自分ががんばったんだから当たり前のようにそれを報告せず自分のものとしてしまうのは、どうでしょう?必ず上に報告をし、どう扱うか相談しなければなりません。そのお客様は会社のお客様だからです。
当然、問題は「もの」だけではなく、いろいろな自体への対応です。
上のものは、責任がありますから、いろいろな自体を知らなかったとなると、社員教育がなっていないということで、その会社の品質が疑われてしまいます。
会社の評価が高くなると自分もそれと同時に成長し、逆に、会社が悪い評判になると、その人自身の評価も下がるということ、仕事がどんどん減っていくということです。
個人的に処理をしてしまうと、後でとんでもないことが起こるものです。
仕事はいろいろな人とのつながりで成り立ちますから、そのコミュニケーションのとり方を知らないと、仕事を信頼して任せられない人というレッテルを張られてしまいます。
前にも言いましたが、ビジネスマナー(仕事上の仁義)を知ることは、うまく共存共栄して行く上で、最も大切なことなのです。
エクリュでは、カラーリストのためのビジネス上の問題をクリアするコースを開講予定です。
カラーの知識はあっても、うまく社会で生かせない人のためのコース。カラーが広く一般に広がり、高く評価されるためでもあります。
たとえば、電話応対で、名指しされた人がいなかった場合、「おりません」だけではだめです。後に続く言葉はどんな言葉がふさわしいでしょうか?これも場合によって違います。
また、お客様をお迎えして、どの席へご案内すればいいか?上席はどこか知っていますか?(時々私も迷うことがありますが、そのときに必要なマインドとは?)
お茶の出し方、タイミングはどうでしょうか?
名刺の出し方、しまい方。360度見られているという意識。
それ以外にもっと難しいのが、
一緒に仕事をしている上下関係のコミュニケーションです。
私は、人と接するのが好きで、スチュワーデスになりましたが、一番苦労したのが、一緒に仕事をする人たちとのコミュニケーションでした。
実は、ある意味お客様よりず~~っと気を使います。
そういうものなのです。
好きな仕事をしたいなら、そこを先にクリアしないと、環境でまず失敗しますよ。
今日はちょっとシビアでしたね
みなきち一人の応対が悪くてもお客様は「みなきちめ~」と残念ながら直接怒って下さいません。代わりに「○○会社め~」と大きなネームバリューがひどく傷つく事となります。(恐)また誰かがミスを隠したり個人が情報を抱えるとすぐに企業の評判に反映しています。
最近はインターネットという便利なモノがあり、実際その反響はすぐ色々な数値に出ています。
先生の文章もまた肝に銘じます。