先日、ある有名なデザイナーさんについてお仕事をされている方のお悩みを聞きました。
最近、カラーの勉強の必要性をとても感じているとか。
デザインをオーダーされて、提案する。。。
側近なので、質問をよく受ける。
なぜ、この色なのか?
。。。でもそう聞かれても、こまってしまう、きちんと説明ができないという。
感性だから、直感的に、これが良いと思うでは全く説得力がないという悩み。
たとえば、ある企業の制服のデザインを一新した時のこと
(これは、イメージ画像です)
元々ネイビーだったものを、ベージュへ一新!
ところが、現場の女性たちからすごいブーイングにあったらしい。
客観的にみると、とても良いのだが。
・・・・説明できなかった。
色には好みがあるので、その現場の人たちには不評だったのかもしれない。
ベージュで、まず考えられるのが、
「太って見える」「老けて見える」
「いやだ~~!太って見えるじゃない~」
「いやだ~~、ばばくさい~!」という声が聞こえてきそうです。
ネイビーとベージュを比べてみましょう。
ネイビー=濃い青
ベージュ=薄い茶色
制服でよく用いられるネービーブルーは、
「誠実、信頼感、真面目、しっかりしている」印象があります。
ベージュは、「穏やか、ナチュラル、親しみやすさ、上品な」イメージがありますね。
ネービー=暗い色(黒に近い)
ベージュ=明るい色(白に近い)
黒に近い色は、収縮色といって引き締まって見えます。
白に近い色は、膨張色で、広がって見えます。
これで、「太って見える」になるわけですが、
裏を返せば、
黒い色は重たく見える
白い色は、軽く見える
という軽重感を表すため、
黒は体重が余計あるように見える、白はその逆ということも言えるので注意が必要です。
白に近い色の方が柔らかく、軽やかに見えるわけです。
ネービー=彩度低い
べ-ジュ=彩度低い
どちらも彩度が低いので、決して派手ではなく、制服としては取り入れやすい色です。
黒子に徹するというか、お客様を引き立たせる色でもあります。
たとえば、彩度が高い赤やオレンジの制服もありますが、これは逆に華やかで目立ちます。
あ!あそこに案内の人がいるとすぐにわかるというような利点があります。
色をどう活用しどう意味づけるか、
やはり、きちんと説明ができたほうが、
オーダーされたものに対してのプレゼンはうまくいくでしょう。
(現場リサーチは必須ですが)
ちなみに、パーソナルカラー的には
ネイビーが似合うかベージュが似合うかは、まるで逆のタイプになります。
ご自身の制服が自分のパーソナルカラーだった場合はラッキーですね。
でも運悪く?逆だった場合、そこは似合うようにアレンジする方法がありますがそれはまたの機会に。
制服とは、いわゆるユニフォーム(統一された形)という意味ですから、勝手に着崩すことはご法度です。
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