エクリュのちょっと気になるカラーの世界

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クロード・モネと白内障:カラーユニバーサルデザイン

2018-09-14 | カラーの仕事

 

高齢化社会が加速化し

色覚の多様性について配慮する必要性は

これからますます高まります。

 

色覚異常は、先天的なものと

後天的を含めると人口比は増えていきます。

 

先天的な色覚異常は、男性で20人に一人、女性で500人に一人いて、

 

日本では350万人、世界では2億人以上いると言われています。

想像以上に多いですね。

 

私は、企業研修で

色の説明をする場合、断定的な言い方は避けるようにしています。

 

特に男性向けの研修では、

 

例えば、補色残像現象などの体験で

この色に見えますねとさらりと伝え、

こう見えるはずというような

表現はしないようにしています。

 

様子を見ていると、

は?という表情をしている人がいるので。

 

何と言っても20人に一人です。

 

 

私自身も人ごとではなくなってきています。

白内障は、加齢などにより誰にでもやってくる可能性があります。

 

白内障の画家といえば、モネの睡蓮連作が有名ですね。

白内障ではどのように見える?

と言う記事がわかりやすいです。

▶︎こちら

 

図8、9記事より

 

 

モネの晩年の大作は、パリのオランジュリー美術館にいくと見ることができます。

数年前に行きましたが

オレンジの温室を改造したシンプルな造りながら、

素晴らしい美術館です。一見の価値あり!

 

参考 こちら

 

モネは、この美術館に絵を寄贈するために

白内障の手術を受けました。

 

絵は青みを帯びてきています。

※画像はネットよりお借りしましたこちら

 

 

白内障は、

凸レンズの形の「水晶体」が加齢、病気、傷、などの要因で

混濁して起こる現象です。

 

色覚異常の色の見え方は

目の構造上

錐体(すいたい)と言う細胞に係わります。

それについてはまた後日

 

 

 

AFT色彩検定に新しく導入された「UC級」

UC(色のユニバーサルデザイン)とは

色の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使い

のこと。

 

 

UC級について、

エクリュ色彩検定講師の室谷が連載していますので、

そちらもご覧ください。

▶︎こちら 



エクリュ銀座スタジオでは

 

理論と感性を大切にカラーをお伝えしています。

 

*パーソナルカラー
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