高齢化社会が加速化し
色覚の多様性について配慮する必要性は
これからますます高まります。
色覚異常は、先天的なものと
後天的を含めると人口比は増えていきます。
先天的な色覚異常は、男性で20人に一人、女性で500人に一人いて、
日本では350万人、世界では2億人以上いると言われています。
想像以上に多いですね。
私は、企業研修で
色の説明をする場合、断定的な言い方は避けるようにしています。
特に男性向けの研修では、
例えば、補色残像現象などの体験で
この色に見えますねとさらりと伝え、
こう見えるはずというような
表現はしないようにしています。
様子を見ていると、
は?という表情をしている人がいるので。
何と言っても20人に一人です。
私自身も人ごとではなくなってきています。
白内障は、加齢などにより誰にでもやってくる可能性があります。
白内障の画家といえば、モネの睡蓮連作が有名ですね。
白内障ではどのように見える?
と言う記事がわかりやすいです。
▶︎こちら
記事より
モネの晩年の大作は、パリのオランジュリー美術館にいくと見ることができます。
数年前に行きましたが
オレンジの温室を改造したシンプルな造りながら、
素晴らしい美術館です。一見の価値あり!
参考 こちら
モネは、この美術館に絵を寄贈するために
白内障の手術を受けました。
絵は青みを帯びてきています。
※画像はネットよりお借りしましたこちら
白内障は、
凸レンズの形の「水晶体」が加齢、病気、傷、などの要因で
混濁して起こる現象です。
色覚異常の色の見え方は
目の構造上
錐体(すいたい)と言う細胞に係わります。
それについてはまた後日
AFT色彩検定に新しく導入された「UC級」
UC(色のユニバーサルデザイン)とは
色の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使い
のこと。
UC級について、
エクリュ色彩検定講師の室谷が連載していますので、
そちらもご覧ください。
▶︎こちら
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理論と感性を大切にカラーをお伝えしています。
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