みなさん福袋は買いましたか?ニュースでも多くの人が行列をした模様を伝えていましたが、先日の同窓会でおもしろい話を聞きましたのでご紹介します。
福袋はもともと在庫品や数量が半端な商品をまとめて袋に入れて販売をしたのが始まりだと思うのですが、最近では大手のショッピングセンターと取引をしている業者の中に、数万とか十万の単位で福袋を販売する会社も出てきたそうです。
例えば、袋の中に5点の商品を入れて福袋を作って、それを5万袋販売しようとすると全部で25万アイテムの商品が必要になります。そんなたくさんの商品は在庫にないので、新しく福袋用の商品として作ることになるようです。
それではどうしてお値打ちな価格で販売ができるのか?
1.福袋はほとんどが「完売」する。売れ残りを気にしなくていいので、販売価格を引き下げることができる。「買取り」ならばなおさらのこと。
2.このお正月に販売をする商品は「冬物」。正規の冬物商品を出荷した後の閑散期に入る製造ラインを押さえて福袋商品を作るので、工賃を下げることができる。
3.メーカーとしては大儲けはできないが、確実に儲かる商売なので頑張っていい商品を揃えて小売に売り込みをかける。
というのが真相のようです。
すべてのメーカーがこれと同じではないと思いますが、これだけ販売数量が増えてくれば、ひとつの「儲けのネタ」なんですね。
別の人からは「社員・家族販売会」用の商品も作る。ということを聞いたことがあります。
世の中は、購買意欲を盛り上げるのも一苦労です。