別冊花とゆめで連載中の漫画。『ゆららの月』、『らせつの花』に続く3作目。
風間ゆめ(かざま - )
獄界の蝶を宿す少女。天涯孤独で後腐れがないと贄に選ばれ“覚醒無き眠り”に就かされ、その夢を檻に蝶を封印させられていた。8年間眠っていたため、実年齢18歳のハイティーンの少女でも心の成長は止まったままなので精神年齢10歳の小学生の少女である。 天川緋一郎(あまかわ・ひいちろう)
浄霊等の心霊現象の依頼を請け負う事務所の責任者。その肩書きにも関わらず超面倒臭がりで出不精のため、滅多に働かず実動メンバーの逆鱗に触れっぱなしだが、まるで意に介さず何処吹く風である。8年かけて式神の蜘蛛を使い、ゆめの心に潜む獄界の蝶を縛り自宅に引き取ったが、一人っ子なので小学生の中身の18歳の少女の子守りに苦戦中。 空木葵(くぎ・あおい)
事務所のスタッフで、緋一郎を生活面でもサポートする少年。霊力は0。ゆめのお兄さん的存在。4人兄弟の長男であるため、ゆめが可愛くて仕方が無い。但し、年少者に対する親愛の情だけで恋愛感情という特別な感情は皆無である。
前作『らせつの花』の続編だが、事務所のメンバーは携帯越しにギャーギャー喚いているらしいとしか動きは無い。登場すらしないため、第2回目にして電話番で葵に想いを寄せる虹村雅がちょっと来たくらい。