発売日:2014年12月16日
著者:氷栗優
定価:本体 429円(税別)
ISBN:978-4-253-27192-9
シリーズ:プリンセス・コミックス
〈あらすじ〉
海賊の少女レダリアは、若き船長(キャプテン)・ドレットたちと気ままに暮らしていた。だが寄港先で仲間のベクトルが何者かに傷を負わされる。今際のきわにベクトルが残した言葉は、レダリアは亡国・メサリーナの王家の血を引く姫で、さらにレダリアには生き別れの双子の兄がいる、というものだった。14年前、大国バルレンシアとの戦において、バルレンシアの属州・イリリアの領主率いる傭兵軍に滅ぼされたメサリーナ。その臣下だったベクトルは、まだ幼い双子を抱え城から脱出するが、双子は離ればなれになってしまう。海に逃げたベクトルは先代船長(キャプテン)に拾われ、身分を隠してレダリアを育てていたのだった。その後、塔に幽閉されていた兄のロゼリオを救ったレダリアだったが、バルレンシア海軍の砲撃を受け、レダリアは海に落ち、ドレットたちとはぐれてしまう。さらに漂着した港町で、間違われて少年狩りに追われることに。そこで出会ったイリリアの領主・イスマイルの当て身を食らい昏倒。奴隷商人に連れていかれてしまう。奴隷商人のもとで薬を嗅がされ記憶を失ったレダリアだったが、競売においてイスマイルに買われる。レダリアの腕前を見込んだイスマイルは、彼女(レダリア)にラシャと名付け、自身の小姓として働かせることに。奔放ながら、どこか闇を感じさせるイスマイルとはいったい何者?一方、ドレットはロゼリオを連れ、レダリアの行方を探すのだったが?
〈裏表紙〉
薬により記憶を奪われたレダリアはイリリア領主のイスマイルに買われ、ラシャと名付けられ彼の小姓となる。彼の人となりに触れていくうちにレダリアは―――
運命の波がレダリアを翻弄する恋と運命の物語 第2巻
イスマイルが愛してもいないのに求婚を繰り返す未亡人ファティマがイスマイルの小姓ラシャ(レダリア)と間違えてロゼリオを馬車に乗せるが、監禁同前の生活の彼女に幽閉されて育った我が身を重ね連れて逃げようとしたロゼリオと一緒に行こうとするが、追っ手に捕まる直前に自身の我が儘で迷惑をかけまいとファティマは自ら戻った。