イリアーデの言霊

  ★心に浮かぶ想いのピースのひとかけら★

「見エナイフリ」「見エナイフリ2」

2014年06月10日 19時10分48秒 | 秋田書店

小さいオッサンやアルパカの霊、木々のエネルギーの発露と思われる雪と見間違えた光の粒子、悪霊等々が見えてしまうため、見えない振りをする中村英樹(なかむら・えいき)。空気を読まず悪霊にも気づかずにスルーしてしまい英樹からスルー体質と言われるクラスメイトの吉田に一方的につるまされていた。或る日、英樹は吉田に妹の花鈴を紹介される。

幼稚園に通う花鈴は英樹のクラスメイトである吉田が出来愛する妹で5歳の女の子。しかし、転生して6歳の誕生日を半年後に控えた今世、前世の父親と15歳年下の実妹とも知らずに千帆と出会い前世の記憶を思い出してしまう。湖で当時の父親の会社が倒産寸前で心中を考えた矢先、三沢湖で花鈴の前世「美帆子」は湖に転落して溺死してしまう。後を追うつもりだった父親はその直後に千帆を身籠っていることを妻に告げられるも2人目の娘を産む際に難産で妻は死に、はからずも妻と「美帆子」の保険金で会社は持ち直し「美帆子」の転生である花鈴に出会う前の年に再婚したのだった。

前世のしがらみから解放された花鈴は前世の記憶を持ちつつ新しい日々を生きることを決意し、英樹を振り回して人生を謳歌している。


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