以下、ネット情報のコピーです。
【 中国は9月入学、7月卒業です。この7月に大学生が1158万人卒業しました。それから進学しない高校生や大学院を修了した人たちも含めると、1500万人ぐらいが世の中に出てきたわけです。この人たちの就職先が本当にないわけです。6月でも21.3%の失業率で、それに加えて1500万人ぐらいが世の中に出てきたわけで、正確に統計を取ると大変な失業率になってしまうということで発表を控えたのだと思います。
中国の大学生の間では、卒業式に死体のようなかっこうをして写真を撮るのが流行していそうですね。 】
以上の情報から推測したことを書いてみたい。
7月に卒業する中国は、日本とは違って、新卒採用されるのは、7月か8月になるらしい。中心は7月だろう。すでに6月段階(卒業前の高校生・大学生・大学院生らは失業者に入っていない段階)で、失業率が約21%と発表されている。そして、7月になれば卒業する学生たち(高卒・大卒・大学院卒の合計)約1500万人の中で、就職できなかった人数が、失業者の人数に加えられることになる。おそらく失業率はグーンと上がって・・・(表向き)25%ぐらいにはなるだろう。(ある中国の経済学者が推定しているように)実質50%になっていても、中国共産党幹部たちは、正しいデータを発表しない。暴動の発生につながるかもしれないから。「発表しない=失業者はいない」ということで、この場を乗り切るつもりかも? 都合の悪いデータは発表しない、とんでもない国である。
就職先が見つかった若者たちは、ラッキーに違いない。若者たちの就職先探しは無茶苦茶大変らしい。数年前の中国とは、まったく違う国になってしまったようだ。
近年までは、不動産・建設業界が多くの新卒者たちを採用してきたようだ。しかし、建設業界は、マンションなどの建造物を建てすぎて、もう建てる余裕がなくなったらしい。何しろ中国人の人口14億人に対して、34億人が住める住宅(主にマンション)を建築してしまったのだから。現在、マンションの値段がどんどん値下がりし始めているので、不動産・建築関係企業は最大手、2番手でさえも倒産寸前になってきている。もう、去年ぐらいからそういうニュースばかりが目立ち始めている。だから、それらの新築マンション群は人が住んでいないか建設途中で、工事が中断したままの状態。何億という数の建物群が、鬼城(ゴーストタウン)になり、廃墟になっているところも出始めている。中国は都合の悪いデータは発表しないので、正確な数はわからない。
特に大学卒業者たち1000万人の就職口は激減しているようだ。6月までの若者たちの失業者率は約21%と発表されていたが、7月の発表はしないことになった。おそらく、「どうごまかそうか」と(中国共産党幹部たちが)対策中なのだろう。さて、いつごろ、どういう数字を発表するつもりなのだろうか? ちなみに、日本における若者の失業率は、4%ぐらいとのことである。
50%ぐらい就職できなかった若者たちの現象として、「寝そべり族」や「卒業式における死体ごっこ」のようなことが増えているようである。中国共産党幹部たちは若者たち中心の「白紙革命」が多発しないように懸命になり始めているらしい。とにかく「習近平やめろ」運動がどんどん広がらないように徹底的に(世界一数が多い監視カメラで)「監視」しているらしい。
いつの日か、若者たちが爆発するだろうと予想している。高校・大学・大学院を卒業しても、働くところがない・・・(卒業したら、死んだ状態に=死体ごっこの写真撮影の意味することは・・・??? これも政権への訴えかな?)
そんな状態が続くと・・・?
今後とも、中国の状況を注視していきたい。