・無患子Soap nuts むくろじ
ムクロジ科、暖帯な山地に生え樹高さ15~20mになる落葉高木で庭木、器具材としている。仲間にレイシ、リュウガン等がある。花は小さく6月頃淡黄色に咲き、秋に果実がなる。 果皮にサポニンを含み、布袋に入れて洗剤として用いる水を泡立てるので日本でも古くからセッケンのように使われた。
黒い丸い種子は羽つきの球に数珠、そろばんの珠に使われていた。樹皮は生薬名を延命皮として薬用に強壮、去痰薬として用いられていたが溶血作用があり現在は用いられない。果皮、果肉にムクロジサポニンを含んでいて、石けんや歯磨き粉、クレンジングや洗顔剤などに配合している。
&ムクロジ科Sapindaceae むくろじか
植物界Plantae、被子植物 angiosperm、真正双子葉類 eudicots 、コア真正双子葉類core eudicots 、バラ類 rosids 、アオイ類 malvids 、ムクロジ目 Sapindales 、ムクロジ科 Sapindaceaeの双子葉植物に属する科。旧分類のムクロジ科(旧ムクロジ科、約140属2000種)のほかカエデ科(約2属150種)・トチノキ科(約3属15種)もムクロジ科に含め、およそ150属が知られる。
熱帯から温帯に高木、低木またはつる性植物で日本にはムクロジと数珠玉(種子)・造園木とするモクゲンジが自生する。他にライチ(レイシ)や竜眼、ガラナ、ランブータン、観賞用のフウセンカヅラがある。
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