・畜養Culture ・Farming・Raising ちくよう
家畜などを飼い育てる、子を養育する、幼魚を捕らえ生簀(いけす)で育てることをいう。JAS規格では、餌を与えて育てた水産物は全て養殖と表示することを義務付けられ畜養も養殖として表示している。
原産地表示は飼い育てる畜養期間が長い産地を表示するよう定めており現在、日本で消費するアサリの6割は中国・韓国産だが一部は2~3ヵ月間干潟で畜養し国産と表示していることもある。鮪の多くは海で獲った20~30kgの未成魚マグロを生け簀で育て大きくして出荷するのもある。
1990年代にオーストラリアでミナミマグロの蓄養が始まって以来、日本でも、この方法によって安価なトロが大量に出回るようになった。蓄養マグロの体重を1キロ増やすためには、餌となるイワシ、サバなどの小魚が10~20キロも必要とする。アサリ、はまぐり、さざえ、かに、鰹、うなぎ、車海老などの蓄養もしている。
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