・木犀Sweet osmanthur もくせい
モクセイ科、中国原産で、暖帯に分布、樹高2~5mの常緑小高木で、秋に、開花して白色・橙黄色(とうこうしょく)・薄黄色の花を咲かせ、甘い芳香を漂わせる。
世界に多く、庭園木として植えられている。モクセイ科の植物は他にも有用なものがあり、漢方で用いられる連翹(れんぎょう)、秦皮(しんぴ)は、この科の植物の仲間、ジャスミン、オリーブもこの科に含む。中国では花色で品種を分け、白色(銀桂・ギンモクセイ)、橙黄色(丹桂・キンモクセイ)、淡黄色(金柱・ウスギモクセイ)という。桂は香りを表す。日本では、主に雄株が植栽で果実はできず、繁殖には挿木や接木している。
モクセイの香りは、心を落ち着かせる。中国では料理やお菓子に桂花陳酒(香りつけのお酒)や桂花醤(けいかじゃん:花のシロップ煮)、薬膳では桂花(ケイカ:金木犀の花)として知られる。桂花茶は日常に取り入れやすく、蜂蜜を入れたりするとよい。
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