・ラクトアルブミンLactalbumin らくとあるぶみん
乳精(ホエー:牛乳の凝固物〈カード〉を除いた淡黄色の部分)に含まれ可溶性蛋白質(牛乳の0.6-0.7%・たんぱく質の20%)のひとつとして存在する。
硫酸アンモニュウムを半飽和にして沈殿しない、飽和状態にして沈澱してくる部分をラクトアルブミンという。牛乳のラクトアルブミンは、β‐ラクトグロブリンβーLactoglobulin40%、α‐ラクトアルブミンα-Lactalbumin(乳糖をつくるのに必須・ビタミン、ミネラルの吸収を促進する成分)、血清アルブミンSerum albuminなどの主要タンパク質からなり初乳に多く含む。
ホエー蛋白質の75~80%を占め、その2/3はグロブリン(加熱によって凝固、水に不溶、中性塩類溶液に可溶)に似た性質を示しβーラクトグロブリンという。残りの1/3をαーラクトアルブミンといいリゾチームLysozymeにアミノ酸配列が似ている。
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