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[葡萄:ぶどう] 食生活について語ろう

2021年09月23日 | 美容ダイエット

・🍇葡萄Grape ぶどう
  ブドウ科、 アジア東部、アジア西部、北米大陸を原産とし奈良時代初期に編纂している風土記に記され古くより食用とした。歴史は紀元前4000~3000年と古く、古代エジプトの壁画にも栽培の様子が描かれている。
ぶどうの語源は二説あり、ギリシャ語のbotrus(ボトルス)、また古代ペルシャ語のbudaw(ブーダゥ)に由来し、漢時代の張騫(チョウケン)がウイグル地方からブドウを持ち帰っている。

 葡萄の「匍」とは「匍匐前進」などの「匍」であり、つまずく、ころぶ、這うの意で葡萄の「萄」は陶器の「 陶」と同じで、焼くという意味を持つ。 昔中国で、戦乱で焼き払われた荒野から生えた蔓が後に美味しい実を付けたところからこの漢字が当てられたといわれる。

これがそのまま日本に伝えられ今日に至った。

主な品種は、西アジア原産(ヨーロッパ種:甲州、マスカット、巨峰)と北アメリカ原産(デラウェア、キャンベルアーリー)がある。世界のフルーツ中最大の生産量を誇る。水はけの良い、昼夜の温度差のある盆地で栽培し糖度の高いブドウが得られる。
ヨーロッパでは、主に加工用として半数以上がワイン(マスカット)に向けられる。日本では、山梨、長野、山形が多く主産地とし80%以上が生食用としている。

ジベレリン(植物成長ホルモン:開花促進、結実作用)処理をしてデラウェア種の種無しブドウがハウス物が多く促成栽培が進んで、早いものは5月初旬以降には市場に出荷する。今日では、巨峰、ピオーネ、安芸クイーンなどの果実の大きい品種で、種無しのものが多く出回る。
ぶとうの露地物の初物は7月、最盛期である旬は9月で房の上のほうより甘くなっていくので下の付け根枝に近いところを食べて甘いと全体が甘いと見てよい。

果皮の白い粉は、果粉(かふん)、ブルームBloomと呼ばれ果皮のクチクラに含まれる成分で、ブドウの果実自身が作り出し、鮮度の保持や病気などから果実を守ったりする働きがある。
ワインのほか干しぶどう(レーズン:種無しデラウエア、サルタナ種、マスカット)、ジュース(キャンベルアーリー)、缶詰(マスカット)、ジャムにも加工する。
葡萄糖は、ぶどうより最初に発見されたことから名がついた。ペクチン、タンニン、糖度10~20%、酸は、0.3%~1.5%程度で酒石酸(ジュースの品質低下になるので取り除かれる)とリンゴ酸を多く含む。

ぶどうの果肉(ピオーネ4粒=デラウエア3房:0.2mg/1日)に含まれるペンタ(5)ペプチド(加熱によって分解しやすい)が脳神経破壊ホルモンを抑制する。ブドウの色素は、アントシアニン系(エニンenin)で黒、暗紅色、薄みどりがある。
フランスで脂肪摂取量の多い食事をしているにもかかわらず心疾患の発症が少ないことから研究が進み赤ワインに含まれるポリフェノール(タンニン:渋みの成分)が動脈硬化、心疾患の予防に役立つことがわかってブームを呼んだ。

レスベラトロール(ポリフェノールの一種)には心臓に関係する遺伝子の加齢性変化を抑制する作用がある。



           &ブドウ科Vitaceae  ぶどうか
  植物界Plantae、被子植物Angiosperms、真正双子葉類Eudicots、コア真正双子葉類Core eudicots、バラ類Rosids、ブドウ目Vitales、ブドウ科Vitaceaeに分類する。従来クロウメモドキ目に入れていたが分子系統学的には特に近縁ではないと考えられ、APG植物分類体系では独立の科としている。

多くはつる性の低木または草本で、巻きひげがある。約15属(ブドウ属Vitis[ ブドウ、ヤマブドウ、エビヅルなど] ・ノブドウ属Ampelopsis ・ヤブガラシ属Cayratia ・ツタ属Parthenocissusなど)700種が世界の熱帯から温帯に分布する。
葉は互生し単葉で多くは掌状分裂または複葉で、托葉がある。巻きひげや花序は、葉と対生する。花は放射相称で小さく4~5数性、子房上位、集散花序または円錐花序になる。果実は液果で、ブドウなどが果樹とし食用にしているほか、園芸用に栽培しているものも多い。

 

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