・海たなご うみたなご
ウミタナゴ科、淡水魚のたなご(コイ科)もあるので区別している。北海道中部より日本全国にみられ鯛に似た体型で側扁(そくへん)し、頭部に少しへこみが見られる。
体長25cm程に成長し浅海(せんかい)の褐藻類の岩礁域に棲(す)み甲殻類の小さなエビ、カニ類を餌としている。
生息地によって体色が、若干異なり腹部(ふくぶ)は銀白色だが、背部(はいぶ)が、沿岸に住むものは銀光し黒っぽいが、沿岸より離れた海域では、赤みを帯びてくる。釣りの対象魚として人気がある。
10~11月頃に受精し胎生で5、6月に体長5cmほどで出産し、秋には12cmにも成長、翌年には成熟する。
9、10月のものを旬とし肉質は、少し水っぽさがあるが軟らかい。淡白な白身で小骨が多いが煮付け、照り焼き、塩焼き、揚げ物、南蛮漬け、干物に、かまぼこの原料にもする。
ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。