・ピルビン酸Pyruvicacid ぴるびんさん
糖が分解する過程で生ずる物質で焦性(しょうせい)ブドウ酸ともいう有機化合物でケト酸に属する。アルコール発酵と解糖作用はピルビン酸に至るまでの反応は同一としている。
ここから先は発酵ではピルビン酸はカルボキシラーゼCarboxylaseによってアセトアルデヒドAcetaldehydeを生じ、これが還元されアルコールになる。解糖では筋肉中にはカルボキシラーゼが存在しないので乳酸脱水酵素の働きによって乳酸を生ずる。
糖の代謝はピルビン酸より循環経路(TCAサイクル)に入り最終的に二酸化炭素と水とに完全に酸化し全エネルギーを放出している。
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